小動物・野草

2014年7月25日 (金)

セミさん文月

私の好きな「佐々木好」さんの歌に『カニさん卯月』ってのがあるので、タイトルをちょっと真似させて頂いた。

さて、先日、珍しく実家から「たまにはこちらで夕食でも食べなさい」と言われたので、隣の実家へ行った。そしたら、縁側の前にこんなのが落ちていた。

Dscn73861セミの抜け殻ではない。まだ中身の入ったセミである。強いて言えば「セミの幼虫」だろう。

父に「お~い、こんなのがいるよ」と言うと、父も笑って「そりゃ珍しいな。まぁ、そっとしておいてやれ」と言う。実家はある程度、緑があるので、こんなのが居ついたのだろう。私もセミをお陀仏にする理由はないので、そのままにしておいた。

食事を終え、実家から戻ろうとすると父が「あれ、もう、いないな」と言った。チョッと見にはいない。私も「そうだね」と言って、自分の家へ歩き出した途端に危うく踏みそうになったが、奴はまだいた。何と、

Dscn73872ひっくり返ってしまって、もがいていたのだ。可哀想になったので、「ほれ、頑張って親ゼミになりなさい」と元の格好に戻してやった。

母によると翌日、奴はセミの抜け殻を残して、夏の大地へ無事に飛び立ったらしい。

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2011年11月29日 (火)

唯一の“扶養家族”

私は結婚していない。結婚歴もない。だから妻も子供もいない。

そんな私であるが、一羽だけ扶養家族がいる。

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ボタンインコ。正式には「キエリボタンインコ」ともう一つ何かのボタンインコとの混血のようだが、何しろコイツが私の唯一の扶養家族なのである。名前は特につけていない。

私がこちら(魚澄庵)へ移る際に、不規則勤務の私一人では面倒が見切れないので、実家に残して母に面倒を見てもらっている。だが、餌だの何だの必要なものだけは母から連絡があれば私が調達してくることになっている。

当初、買ってきた時は「つがい」で買ってきた。その内に一羽だけヒナが生まれ、成鳥になった。だから一番多い時で3羽の家族がいた。

然し、数年前に母親だったインコが死に、昨年だったかに子供のインコも死んでしまった。で、現在、父親のインコだけが1羽だけ生き残っている。買ってきたのは10年以上前で、小鳥としては随分長生きしていると思う。

そのお父ちゃんインコの家(鳥籠)が、ボロボロになって使えないと母から連絡を受けた。それで先日、仕事帰りにホームセンターへ寄って、奴の新居を買ってきた。

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組み立て終わった直後の写真。これを実家に引き渡して、奴の新居としてもらうことになっている。

お父ちゃんインコも白髪が目立つ年齢になってきた。いつまで生きてくれるかは判らないが、新しい家で少しでも快適に過ごしてくれればと願っている私である。扶養手当は出なくとも、私の唯一の扶養家族には変わりがないのだから。

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2011年6月 9日 (木)

オオキンケイギク

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北海道内でまで群生しているかは知らないけれど、オオキンケイギクって草花がある。内地ではちょうど今が見頃だ。

黄色い直径5cmくらいの花で、名古屋近辺でもあちこちで好き勝手に花を咲かせている。結構綺麗な花だなと思っていたのだが、図鑑によると明治時代に観賞用として渡来したのが最初だという。それが戦後に野生化して、爆発的に増えたのだそうだ。

群生する性質があり、私の“生息範囲”でもよく見かける。

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今年の花は、ちょっと早めでそろそろ終わりかけになっているけれども、こんな感じで方々に咲き誇っている。

そう云えば以前に、この花が群生している写真を485系の特急と撮ったことがあったなと思い出して、スキャンしてみた。

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撮影記録には2003年6月9日とあるから、ちょうど8年前の今日に撮ったもののようだ。場所は羽越本線の越後早川駅にて、と書いてある。新潟県がもうそろそろ秋田県になる辺りにある駅だ。

単なる野草でも、ここまで群生していると流石に見事だなあと思う。今年もこの駅では、こんな光景が見られているのだろうか。

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2010年10月29日 (金)

およっ……?

先日、飯田線の撮影に出掛けた際、とある所の路傍で一人「んっ?」と呟いた。最近よく手にする植物図鑑で、見覚えのある野草と酷似したものを見つけたからである。

早速デジカメで撮影しておいた画像がこれ。

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家に帰って調べて見た植物図鑑の写真は、下の画像。

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花の色だけでなく、独特の花の形・花のつき方・葉の形・開花時期(10~11月とある)、全てが一致するように思える。分布場所も書かれている通りだ。こりゃあ、とんでもないものを見つけたぞと思った。

では、図鑑の方の、植物名までを今一度、ご覧頂こう。

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そうなのだ。あの猛毒を持つことで有名なトリカブトに間違いなかったのだ。

詳しい場所は閲覧自由のサイトだから、書く訳にいかない。「トリカブトの自生地を詳説するブログ」などと闇サイトで有名になったら困る。まあ、「信州のどこか」、としておく。

件の図鑑には、「猛毒を持つことで知られるが、古代漢方では新陳代謝を盛んにしたり、心臓病の薬としても用いられたことがあった」とある。使い方一つで、まさに「毒にも薬にもなる」らしい。

場所ははっきり覚えているので、仕事の休みの際にもう一度出掛けて、採取してみたい好奇心もある。ただ、漢方の使用方法はよほど手馴れていなければ、煎じ方一つ判らない。まあ、路傍で枯れて頂くのを待った方が賢明だろう。

然し、トリカブトの花だけはしっかり覚えていた自分も自分だなあと、ちょっと苦笑している。

(引用図書:成美堂出版『花色でひける野草・雑草観察図鑑』)

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2010年10月 5日 (火)

BAKA

先日の四国旅行の時の話。

豊永駅の付近で撮影を終えて、駅へ戻ってきた。駅は山間部にあり、色々な虫が無人の駅舎に張り付いている。

そんな中で、一匹だけが盛んに飛び回っていた。見ると「コメツキ」の類のようで、まあ、これは人を刺したり噛んだりはしないから、放っておけばいいやと思っていた。コメツキの幼虫は、稲や麦の根をかじる害虫だが、成虫が自分の周りを飛んでいる分には構わない。

ところが、ぶ~んと飛び回っているうちに、突然私の顔の前に奴が飛んできた。咄嗟の反射で、手で虫を撥ね退けた。すると、「ストン」というような音がして、コメツキの飛び回る姿がなくなった。

ん~? どうしたのかな、どこへ行ったかなとあちこち目を凝らしたら、こんなことになっていた。

Dscn0698baka

アルミサッシ窓の、窓と桟の間に、頭から突っ込んでしまって出れなくなり、もがいているのだ。「バカな奴……」と、思わず笑えて来た。

自分の乗る列車までには30分近くあったと思う。面白半分で見ていたが、遂に列車が来るまで、奴は頭を突っ込んだままもがいていた。

列車がやって来る音がしたのでホームへ出た。奴は「害虫」なので、勿論助けるようなことはせず、そのままにしておいた。奴の一生がどうなったのかは、私の知ったことではない。

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2010年5月22日 (土)

魚澄庵に咲く花々

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昨年記事にした際に、N市のTさんから「ウオズミアンシロバナ」の呼び名を頂いたツキミソウ。繁殖能力が旺盛なようで、年ごとに花の数が増えている。昨年同時期には15輪咲くと大騒ぎをしていたものだが、今年は毎夜、20輪以上が当たり前のように咲き誇っている。多い時には30輪を超えている。

隣の実家からいつの間にか運ばれた草花で、元々は母が私の伯母から園芸種として貰ったものらしい。だがあまりにも繁茂するので、今では母は、一部を抜き去っているそうな。

私は、白い可憐な花を見ると、抜いてしまう勇気が湧かず、今のところそのまま好き放題にさせている。増えすぎて困るくらいになったらその時はその時で、また考えることにしてある。

今日は昼間に少しばかりの庭の草抜きをしていたが、ツキミソウの他にも、結構抜く勇気が湧かなかった花がある。

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これは有名だが、ドクダミ。「ドク」とついても毒を持っているのではなく、逆に乾燥させると解毒作用があるらしく、漢方薬などにも使われているのだとか。独特の臭気があり、また抜かずにいると何年でも同じところで繁殖するので、鬱陶しがって抜いてしまう方も多いようだ。

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これもありふれた雑草のカタバミ。現在のところ、魚澄庵ではそれ程の勢力を誇っておらず、庭の隅っこにちょっと咲いている程度だ。同じ黄色い花でも、オニタビラコみたいにあちこちにヒョロヒョロと増殖しないので、まあこれも当分は抜くことはなさそうである。
あ、オニタビラコの方は、今日の作業で殆どを抜き去ってしまった。

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上のカタバミと葉の形が似ていて(この写真ではかなり判りづらいが)、私でも容易に花の名前が判ったのが、ムラサキカタバミ。昨年まで、この家では見かけなかった花だ。そもそもピンク系の花は、魚澄庵では殆ど見ることがなく、これも除草対象外。

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問題はこの花だ。図鑑などを調べても名前が出てこない。野草の名をよく知っている母に尋ねても「えー、何だろうねぇ」と言っていた。類似の野草としては「ヒゴスミレ」や「ヒメフウロ」などが挙げられそうだが、花の時期や色などの特徴が異なる。葉の形から、スミレかフウロソウの類であるらしいとの想像はつくのだが、現在、名称不明。因みに、草丈は10~25センチ程度。花の色は淡いピンク色をしている。
どなたかご存知の方がいらしたら、教えてくだされ。

我が家は「庭」と言っても、家の周囲に1m程度の空きスペースがあるに過ぎない。魚の水槽に毛が生えた程度のものではある。

そんな庭でも、ゆっくり観察していると、色々な種類の花たちが好き勝手に季節を謳歌しているようである。

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2010年4月12日 (月)

さくらちる

名古屋では早いもので、もう桜が落花盛ん状態になっている。

今月5日辺りが花のピークだったかな。

ところでこの時期、桜の木の下に無造作に車を置いておくと

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こーゆーことになる。皆様、お気をつけあれ。

そう云えば昔、『めぞん一刻』で五代君が「さくらちる!!」の文字を背景に、日の丸を両手に持って走り回っている一コマがあったな。第1話か第2話だったと思う。

どうでもいい話だけど(笑)。

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2010年3月21日 (日)

ちょっとずつ春なのだ

先日は辛辣な記事を書いてしまったから、今日は短いけれど温かい記事を。

名古屋では3日前の3月18日に「桜の開花宣言」があった。

ああ、春が来ているなと思ったら、自分の職場の駐車場にこんなのが咲いていた。

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思いつきで撮っただけだから、邪魔臭いものが花の前にかかってしまったけれど、いつの間にかタンポポも咲くようになっていた。春を告げてくれる花々って、本当に好きだなあ。

昨年、vanagon714さんとご一緒頂いた名寄では5月の下旬にタンポポだったから、2ヶ月の「格差」がある。鉄道紀行文作家の故・宮脇俊三さんの著書に「日本は不公平列島だと思う」との一文があった。本当にそう思う。

でも、タンポポ前線は取り敢えず名古屋まで来ている。

北の辺の皆さん、もうちょっとのご辛抱ですよ~  (^ ^)

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2009年8月 3日 (月)

梅雨空の下のハトさんたち

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今日は珍しく晴れた。これは、昨日の画像。とある郊外のバスターミナルにて。

東海地方は未だに梅雨が明けず、湿っぽい日が続いている。観測史上最も遅い梅雨明けになることは確実だと、新聞に書いてあった。暑ければ暑いで文句を言うけれど、やはり暑くないと、不完全燃焼の夏みたいで気持ちはよくない。

さて、ここのバスターミナル、他のバスターミナル同様にハトたちが集まる場所となっている。

そのバスターミナルの一角に、自転車置き場がある。晴れていればほぼ満員になる自転車置き場だが、昨日は雨の降りも強く、自転車置き場は閑散としていた。この写真は、自転車置き場の境の柵なのだ。

そこへ点々と並ぶハトポッポたち。

いつもだったら地面を這うようにあちこち勝手に歩いていて、こんな所に集団でとまっている姿は珍しい。きっと、地面が雨でびしょびしょだから、ここへ避難しているのだろう。雨が続く毎日では、こいつらも羽がズブ濡れになるだけで、さぞかし鬱陶しかろう。

それに、羽干しもできないから、羽虫などが邪魔臭いと思っているのではなかろうか。奴らだって奴らなりに、多少は清潔に気を遣っているはずだ。

点々と並んだハトたちを見ながら、私も早く梅雨が明けて欲しいものだと思った。多分、コイツたちも同じ気分だろうなと思いつつ。

(後記:この文を書いてから知ったのだが、一応、今日、梅雨明け宣言はあったそうな。ただ、明日からは再び雨の日が続くと天気予報では言っている。変な梅雨明けですなぁ。)

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2009年7月 1日 (水)

また、野草の話

過日、植物図鑑を買ってきてから、野草のことには益々うるさくなったのだ。

えーと、それで、今日の初めの写真はこれ。

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とある、バスの終点で、バスの窓からカメラを出して撮った。ここの終点は、バスターミナルでもないし、そうかと言ってバス専用の通行路があるしで、何だかとりとめのつかない所である。バスを停めるスペースも安全帯に沿うようにバスを止めるのが一番スマートなので、そうしている。そうすると、その安全帯に生えている野草の花に自然と目が行ってしまうのだ。

因みにこの写真は5月の初旬頃撮ったもの。咲いている花は「オオニワゼキショウ」というらしい。私はリナリアの花に似ていると思っていたが、図鑑にはこの名前があり、花の時期や葉などの特徴、咲いている場所などからオオニワゼキショウで正しいと思う。

ところが写真にも写っているが、ここは広い道路に面しているので、度々造園業者が草刈をしてしまう。この花が終わった5月下旬に一度草刈されて、この緑帯はハゲボウズみたいになってしまった。

でも、雑草はめげない。

6月に入ったら直ぐに新しい緑の芽が芽吹き始めて、先日は同じ場所にこの花が咲いていた。

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これも、バスの運転席から撮っているのでいい加減な写真だが、こちらの花は名前を知っているから敢えて撮った。ネジバナ、と云う奴だ。ピンクの花が、床屋さんのグルグル回るトリコロールみたいにねじれて咲いているのがお判り頂けるかと思う。ねじれて咲いているので、ネジバナ、実に覚え易い。

このネジバナは、私が以前住んでいた守山区では全く見かけなかった。現在住んでいる辺りへ越してきて、学校帰りにちょうど今頃に咲いているのを見かけたので、家で直ぐ図鑑を調べたら呆気なく名前が判った。この地へ越してきて最も初めに名前を覚えた草花である。そんな意味では、この花、ちょっと懐かしさもある。

昨年の9月頃だったか、このブログに「栄(名古屋の中心街)でもヒガンバナが咲いている。草花の生態系が変わったのだ」との話を書いた。このネジバナに関しても同じことが言えそうである。私がこの地へ越してきた9歳の時には、本当に稀にしか見られなかった花なのだ。ある意味希少種で、わざわざスコップで掘ってきて庭に植えたりさえした。

ところがそれから三十数年、今はネジバナってかなりあちこちで散見するようになった。恐らく、私が以前住んでいた守山区のとある地区でも、今では見られると思う。図鑑によると帰化植物ではないらしいので、無闇矢鱈と繁殖する訳ではなさそうだが、条件が整えば群落を作るとも書いてある。それなりの繁殖力はあるらしい。

まあ何れにしても、花が咲いていて、悪い気はしない。猛毒のトリカブトやアレルギーを撒き散らす杉の花は歓迎されないだろうが、この程度の草花なら良いではないかと思う。

夏頃になると、ここはいつも除草剤を撒かれるので、この花もそう長くは安穏としておれないだろう。

それでも多年草とのことなので、実なり宿根なりの形で来年に備えるのではと思う。

何となく懐かしさを覚える花なので、仕事の合間、毎年同じ場所に同じ花が咲いてくれると気が休まる。雑草と言われようが、私にとっては僅かな心の休息アイテムなのである。

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