リベンジ・オブ・フクシマ(2・3日目)
2日目(5月12日)
また、いきなり2日目から始まるが、前日のうちに福島まで出ておいたので、こう云うことになる。最近職場の人手不足が甚だしく、こうした形での旅行が増えた。
ともあれ、今回は2月の豪雪で玉砕した福島近辺の撮影のリベンジである。どう云うことになるか判らないが、やれるだけやってみたいと思う。
さて、少し寝坊して10時過ぎの列車で
ここまで赴く。駅から徒歩30分くらいの場所に、お立ち台があると読んできた。
当の場所は
行ってみると、獣道ならぬ「鉄みち」が出来ている。ここを登れば撮影地にありつけそうなことは、容易に察し出来る。
付近には美味しそうな
ワラビが生えていて、もう少し時期が早ければ絶対山菜取りに夢中になりそうな場所だった。いや、山菜を採りに来たのではない。写真を撮りに来たのだ。一応、ちゃんと写真も撮りましただ。
駅まで戻り、昼過ぎの列車で次の
ここまで行ってみる。ここは上り方面の駅間に、何箇所か撮影ポイントがある(らしい)。
取り敢えず、徒歩20分あまりの撮影地まで、これまた
薮道を行ってみる。この薮が、帰りに思いがけぬ結果をもたらした。
1時間半くらいだろうか、まあ満足行く撮影をして、帰りにまた薮を通ると潅木で眼鏡が外されてしまった。 私は裸眼視力が0.03くらいのド近眼なので、眼鏡を外されると全く見えない。それが、眼鏡を薮に引っ掛けられて、どこに眼鏡が落ちたか判らないのである。
大まかに言って
こんな感じだと思ってくだされ。何も判らないまま、徒に時間を無駄遣いした。30分近くかかってやっと見つかると云う有様だったのだ。
別の撮影地も予定していたが、無駄足を踏んで暗くなってきてしまった。別の撮影地へは赴いたけれど、殆ど撮れずじまいで終わってしまった。
健康・良眼が何よりである。眼鏡の必要な自分にしてしまったことが恨めしい今日ではあった。
3日目(5月13日)
昨日よりは少し早起き(?)をして、一度、郡山まで出てみる。撮ってみたいアングルがあり、前回の2月の時に上手く撮れなかったのだ。
今回はフィルムカメラを持って来ているので、どんな写りになっているかは判らない。ともあれ大雑把に
こんな感じの写真を量産する。郡山では乗務員の入換が激しいので、こう云う写真がある程度撮れる。
あと、関係ないけど
こんなものも居たので、撮影に及ぶ。区名札は「鶴」となっているので新鶴見らしいが、大変遠くまで出張してきているものだ。因みに音はものすごく静かで、排気ガスも殆ど判らない。優れた車両だと思う。
さて、昼過ぎに福島行きで戻って、更に下って白石まで至る。本当は越河で降りたかったのだが、快速列車なので越河は通過されてしまう。タクシーを使って戻る形になった。
辿り着いた先は
こんな辺り。雑誌にも載っている有名撮影地らしく、タクシーの運ちゃんも直ぐに了解してくれた。
列車の水鏡はうまく行かなかったようなので、田植えしていた農家のお婆ちゃんの水鏡でもどうぞ。
ある程度撮って、今度は歩いて越河駅まで戻る。徒歩30分くらいの道のりらしい。途中で物騒な看板を見つけた。
注意は判るけど、じゃあ実際に出会ってしまっても、どうしろと言うのだ。判らん。
ほんに雑誌の言う事はよく当たるもので、本当に30分かけて越河駅へ戻ってきた。だが、ここに停まらない快速列車を間に挟むため、次の列車まで1時間も余裕がある。
無人の駅舎内に盛んにツバメさんが入ってくるのでよく見たら、電灯に
ツバメさんハウスが作られつつあった。そんなこんなの写真を撮りながら時間を潰していたら、 1時間などあっという間だった。
駅のベンチでスマホを拾得した。無人駅でどうしようもないので、福島へ持っていって届けることした。列車に乗っていたら当のスマホに着信があったので、福島駅へ届ける旨を伝えておいた。お役に立てたかどうかは判らぬが、落とし主に少しでも安心を与えられたらとも思う。
福島へ戻り、あっさり系のラーメンでも食べたくなったので、駅から7~8分のお店へぶらっと入る。
頑固者だが愛想のいい親父さんが迎えてくれた。先日、とある食品漫画家が「福島に居ると鼻血が出やすくなる」などと在りもしないことを並べ立てたことに、かなり親父さんは憤りを感じておられたようだ。相槌を打ちながらラーメンと★を頂く。名古屋人が思っている以上に、地元の風評被害が酷いことを思い知らされた夜だった。
明日は、これまた2月に乗り損ねた阿武隈急行に乗りながら名古屋へ戻るつもりである。従って、旅行記としては以上にて〆。
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