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2012年10月27日 (土)

芸備線での写真

少々遅くなったけれど、芸備線での写真をアップしようと思う。列車本数の少ない線区での撮影だったから、8枚のご披露に留めさせて頂く。

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ありふれた田舎の風景ではあるけれど、バックの民家の瓦が赤茶色か黒色のどちらかに限定されている。これを見ると私は「中国地方だなぁ」と思うのだ。黒色は何瓦か判らないが、赤茶色の方は「石州瓦」と呼ばれる日本三大瓦のひとつだ。
長閑、だけでもいいかなと。甲立~上川立にて。

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今度は「綺麗なだけでもいいじゃないか」になるけれど、秋の花はまたそれなりに風情がある。コスモスの手前の橙色はキバナコスモス。コスモスより若干遅い10月中旬から11月上旬に見かけることが多い。先頭車の原色キハにも助けられた。上川立~志和口にて。

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前側車両が潅木にかかってしまったのは痛かったが、築堤の上、そして更にその上の秋の高い空が個人的には気に入っている。撮影する分には「ピーカン」の方が助かるけれど、空を取り込んだ写真の時には雲の存在が大きくモノを言う。殊勝なものだと苦笑いである。志和口~西三次にて。

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七塚駅を降りて山ノ内方面へ歩きかけた時、最初に目に留まったのがこの風景だ。刈り取った水田だけだとのっぺりしてしまうが、稲藁をロールにしたもの(これは既に黒ビニルで包んであるが)があるだけで、景色が豹変する。何となく秋の深まりを感じてしまう。単行のキハでも、まあ致し方ないかなと。

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ススキとセイタカアワダチソウにピントを合わせて、あとは野となれ山となれ。随分無責任な撮り方ではあるが、こうした方が「秋」を強調できるかと思って、敢えてこの撮り方にした。気動車は完全逆光だが、却ってその方がヘッドライトも映えるように思う(言い訳ともいう)。山ノ内駅にて。

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稲架も短い期間しか見られないから、秋の重要なアイテムだと思う。好天に恵まれたのも幸運だった。出来上がりを見て思ったのだが、欲張って空まで入れないで、もっとカメラを下に向けて稲架を強調した方が良かったかも知れない。旅行3日目の朝に遭遇した「プロカメラマン」氏なら、どう撮っていただろうか(笑)。備後三日市~山ノ内にて。

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山ノ内の駅へ戻って、帰りの列車の前にもう一本上りがあるので、駅撮りでこんな写真にしてみた。いい具合に線路がカーブしているから、そこがヘッドライトで光った瞬間を狙ってシャッターを切った。とは言え露光時間は1秒なので、実質バルブ撮影と変わらない。山ノ内駅から備後三日市方面を向けて。

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旅行記でも出した、西城川の流れ。これまた天候に恵まれ、水面が青く光っている。こんな景色を見ながら走る気動車も、さぞかし気持ちが良いことだろう。もう1時間くらい遅いと列車の側面も順光になるのだが、この次の列車は2時間後で陽が没した後である。世の中、中々望み通りには行かないものだ。平子~備後西城にて。

秋の備後路の雰囲気が、少しでもお伝えできていればいいと思っている。ご高覧、お疲れ様でした。

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コメント

こんばんは
秋らしい風景ですね。
稲架もこちらでは探さないとなかなか拝めない光景です。
40系気動車のタラコ色はデビュー当時のオリジナルを見慣れていると言うこともあるでしょうけど、季節を問わず風景にマッチするように思います。

投稿: kattsu-mqc | 2012年10月28日 (日) 20時41分

>kattsu-mqcさんへ
こんばんは。
お米は元々、熱帯地方原産のものですから、そちらで水田があること自体が「時代の進歩」だと思います。地方によっては刈り取り機で稲藁を粉々にしてしまうところがあるようで、稲架そのものが珍しいケースもあるようですね。
個人的には、稲架、大好きです。
キハ40系は、やはりこの色が季節を問わず一番合いますよね。
JR西では電車まで単色化していて、湘南色だった115系などが黄色一色や深緑一色に塗り替えられていて、それはちょっとボウズみたいで似合いません。

投稿: kattsu-mqcさんへ | 2012年10月28日 (日) 22時17分

こんばんは。
どれも田舎らしい長閑な景色が素敵ですね~
秋の空って高いよなあと3枚目の写真をみて思い出しました。
4枚目の稲藁ロールですが北海道では牧草を同じようにロールにして
黒ビニールで包みます。
そのままにしておくと中で醗酵して飼料が出来るのですね。
なのでサイロが不要になったらしいです。
5枚目の写真は季節と旅情を感じさせてくれる逸品だなあと思います。
こういう瞬間ってなかなか撮りたくても撮れない写真ですね!

投稿: vanagon714 | 2012年10月28日 (日) 22時48分

こんばんは。
田舎の長閑な秋の景色ありがとうございます。
非電化で邪魔物がないのでスッキリしていいですね~。
キハ40はタラコが一番いいですね~。
景色にマッチしていてますね~。

投稿: N市のT | 2012年10月30日 (火) 20時22分

>vanagon714さんへ
こんばんは。
1時間に1本程度の列車しか来ない場所なので、ローカルな雰囲気がお伝えできたら嬉しく思います。
秋の空って「高い」と言いますよね。見上げてみると本当にそう見えるのですから、不思議です。夏のような湿気がなく、かと言って冬のように射す様な冷たさがないからなのでしょうか。
ロール飼料って北海道ではよく見かけますが、内地にもあるんだなぁと題材にさせてもらいました。黒ビニルで醗酵させるのですね。道理で昔ほどサイロを見かけなくなったはずです。
5枚目の写真は、風のためにセイタカの花が揺れて列車の顔にかかってしまい、3回シャッターを押す羽目になりました。列車が駅で停車しているのに助けられました。

投稿: vanagon714さんへ | 2012年10月30日 (火) 22時29分

>N市のTさんへ
こんばんは。
長閑な田舎の鄙びた風情がお伝えできていたら、嬉しく思います。
架線はありませんが通信ケーブルが線路に沿っていて、場所によっては、かわすのにかなり苦労しました。行ってみたら玉砕って場所もあったんですよ、とほほ。
ともあれ、こんな景色にはタラコのキハがよく似合いますね。よくぞこの色を復活させてくれたと、JR西に感謝したいです。

投稿: N市のTさんへ | 2012年10月30日 (火) 22時36分

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