« 四国の県庁所在地を全部通る旅(1~3日目) | トップページ | 土讃線須崎近辺での写真 »

2012年9月 9日 (日)

四国の県庁所在地を全部通る旅(4・5日目)

4日目(9月8日)

今日からは実質戻りにかかる。とは言え、素直に戻る訳ではない。寄り道や遠回りなど色々する。

取り敢えず、窪川駅付近が撮影したいので、まずは帰るのと反対方向の窪川行き列車に乗る。窪川着が9時前、駅近くの小さな陸橋から2本の上り列車を撮る。流石に今日は少し雨に降られる。

撮影し終えて駅に戻る。ここからは更に逆行して土佐くろしお鉄道(旧・国鉄中村線)の終点・宿毛まで行ってみたい。駅へは思ったより早く戻れたので、途中の中村まで行く列車がまだ発車を待っていた。

Dscn3444中村までは国鉄時代の約30年前に乗ったことがある。今回は「四万十・宇和海ゾーン」の周遊きっぷで来ており、この切符で中村より先への宿毛までも乗れるようになっている。折角なので、一度行ってみたいと思っていた。

予定していたより一本早い中村行きで、旧国鉄中村線を南下する。30年昔の記憶は殆どないが、黒潮が洗う土佐の海を眺めながらの旅はいいものだ。

中村へは11時過ぎに着。少し待合時間があるので、駅構内を眺めてみる。ひょっとして、これって

Dscn3455国鉄時代の給水ホースではないかなぁ?

さて、

Dscn3450に乗り込み、岡山からの「南風1号」の接続を待って発車。30年前に中村へ来た時、当時この辺りに住んでおられた恩師が「あれが建設中の宿毛へ行く線よ」と高架橋を見せて下さった。あの高架橋を、今、自分は走っているのだ。延伸した土佐くろしお鉄道も奮闘しているなと思う。

鉄建公団の建設した新線だから踏み切りは一箇所もなく、30分で宿毛まで行く着く。ちょうどお昼時なので、私も折り返し時間を利用して軽い昼食をとる。

宿毛は今来た列車が折り返すものかと思っていたが

Dscn3457隣に別の列車が停まっており、左の列車から右側の列車へと乗る車両が変わる。余裕のある車両運用をしているなと思う。

中村へ戻り、ここからは特急「南風」で今夜の宿泊地・阿波池田まで一気に駆け抜ける。さっき通った荷稲から若井へ向けてのループ線を逆に上り、窪川、そして昨日撮影した影野や安和付近なども特急の窓から散見する。3日泊まった土佐新荘も呆気なく通過する。

途中晴れたり雨になったり、不安定な天気だが、ともあれ15時過ぎに2つ目の県庁所在地駅

Dscn3464【高知】に着く。少し長い停車があり、客層も入れ替わる。流石に大きな街だと思う。

更に遡り、新改のスイッチバックや橋上の駅・土佐北川、やがては大歩危小歩危の峡谷を過ぎて、16時19分、予定していたより早い時間に宿泊地の阿波池田に着いた。

ここは、“変わっていない普通の”ビジネスホテルが予約してある。早く着けたから、宿でのんびり休んで、★でもしに行こうと思う。四国最後の夜だから、盛大に飲みたい。

5日目(9月9日)

元々この旅行は、前日の文で書いた「中村に住んでおられた恩師」にお会いしたいと思って企画した。今、その恩師は徳島にお住まいで、ご都合がよければ昨晩にでもお会いしようと思っていた。
ところが恩師の娘さんの出産予定日が重なっているとのことで、今回はお会いできないことが判った。でも折角だから久々に徳島に足跡を残したいなぁと、そんな発想からあれこれ時刻表と格闘して、結局、こんな旅行になったのだ。

阿波池田から素直に帰らないために、徳島線・高徳線経由として、高松から岡山行きの快速「マリンライナー」に乗れば、表題の件は達成できる。で、朝はゆっくり起きて、9時半過ぎの徳島行きに乗る。時間に余裕があるので普通列車でいい。

「四国三郎」の吉野川が見える左側の席を確保して、吉野川や収穫の始まった水田地帯を眺める。そう云えば、以前は徳島本線の急行列車に「よしの川」との名称があった。

各駅に停まりながら、11時半くらいに

Dscn3475

【徳島】へ至る。乗車券は一駅手前で接続する佐古から高徳線へ入るようになっているので、徳島⇔佐古の往復券だけ予め手に入れておいた。

一通りの鉄活動をして、今度の高徳線が発車する1番線で列車を待つ。目の前は

Dscn3484

徳島の気動車区で、前記事にkattsu-mqcさんがコメント下さったように、ここではまだまだ「気動車王国」の匂いが強くする。この車庫から、12時くらいに

Dscn34851500

この気動車が方向幕を「高松」と掲出して、入換作業に入った。私が待つ12時16分発の高徳線はこの車両が使われるらしい。ご存じない方もおられるかと思うけれど、これはJR四国のオリジナルで1500型という。普通列車用気動車として、今も増備が続けられている形式だ。

定刻に発車して、普通列車だからまたのんびり走る。高徳線は単線ながら特急も多く走っており、交換の他に追い抜かれのためにも屡、5分程度の停車がある。目的の高松に着くのは14時41分の予定になっている。

右窓に鳴門海峡の海をチラチラ眺め、列車の遅れもなく、時刻通りに

Dscn3503

香川県の県庁所在地【高松】へと到着した。香川県は瀬戸大橋を渡って初めに通る県なのに、松山回りで旅行したために通るのが最後になってしまった。ちょっと申し訳ない気もする。ともあれ、表題に嘘偽り無しの状態と相成った。

さあ、ここからはさいぜん書いた「マリンライナー」で岡山へ出るだけだ。ちょっと贅沢して「マリンライナー」は2階の

Dscn3505

グリーン券を買っておいた。ちょっと高い位置から見下ろす瀬戸内海も乙なものだろう。

岡山からは新幹線に乗り継ぐだけで、名古屋には18時08分に戻ってきた。外はもう薄暗く、日暮れが早くなったなとしみじみ思う。秋の彼岸まで、あと2週間ばかりである。

|

« 四国の県庁所在地を全部通る旅(1~3日目) | トップページ | 土讃線須崎近辺での写真 »

旅日記」カテゴリの記事

コメント

四国にいらしていたんですね。
私は四国全県にはいったことがあるのですが(仕事で)なぜか鉄道を利用した事が無いのです。バス、レンタカーの移動ばかりなんです。
独特の車両たちが走っている所で興味がありますので、ぜひ一度行ってみたいものです。
まずは、おさかなさんの報告で楽しみたいと思います。

投稿: suzuran6 | 2012年9月10日 (月) 05時19分

こんにちは。
お疲れさまです。
四国の鉄道を堪能されているご様子ですね。
宿毛駅の端部は過去に大きな事故でだいぶ損傷を受けた印象でしたが、今はとても綺麗に治っているのですね。
気動車の車庫の様子では、流石にステンレス車体が目立ってる様子ですが、まだまだ40系列も頑張っている様子で安心しました。
マリンライナーの二階建て車は、東日本の二階建てサロがベースになっているらしいので、遠方の車両でも親近感があります(^^)
所で、写っている土佐くろしお車は一台、一台、カラーリングというかラッピングが異なる様子ですが、これは通常での仕様なのでしょうか?一台、一台異なるのは見た目にも楽しそうにみえました(^o^)

投稿: レッドライン | 2012年9月10日 (月) 13時15分

>suzuran6さんへ
怪我さえ治ればこっちのものとばかりに、遊びに行っておりました。
お仕事で行かれるとなると、やはりレンタカーでの移動が主体になってしまうでしょうね。必ずしも訪問先が駅近辺とも限りませんし……。
車両は本当に独特です。JRになって唯一「1000型」「8000型」と数字だけで車両の形式を表している会社ですしね。その点、国鉄ファンには物足りなさも感じますが、ともあれ少しでも9月らしい景色がフィルムに写っていればいいなあと思っています。

投稿: suzuran6さんへ | 2012年9月10日 (月) 21時48分

>レッドラインさんへ
こんばんは。
お蔭様で四国の鉄道を堪能して参りました。個人的に2000系気動車のサウンドが好きなので、旅行中に乗れる機会があったのは僥倖なことです。
宿毛駅では過去に大きな事故がありましたね。私も何か痕跡はないかと思って眺めてみたのですが、流石に綺麗に修復されていました。
今回の旅行で乗れた国鉄型車両は、キハ32だけだと思います。1000型気動車がかなりあちこちで幅を利かせていて、国鉄型、特にキハ40系は多度津と徳島で見れただけでした。ステンレスが多いのは時代の流れで仕方ないのでしょうね。
2階建てサロは、そちらの十八番ですね。二階席の構造は東のものと酷似しておりました。車両限界などの加減から、どうしても似た構造になってしまうのでしょうね。
土佐くろしお鉄道のラッピングは、車両ごとに異なっていました。全部で8台くらいの列車を見たと思いますが、それぞれカラーリングも違っていました。中村・宿毛線で使われる車両は沿線の土地や名産物などを表現したラッピングが多かったように思います。見ていて飽きないので、面白いですね (^ ^)

投稿: レッドラインさんへ | 2012年9月10日 (月) 22時03分

こんばんは。。
お疲れ様でした。
前半はタタリもあってどうなるかと思いましたが、後半は無事でのんびり良い旅でしたね~。

私も以前Tの糞爺さんとS田さんと三人で「四万十・宇和海ゾーン」券で宿毛まで行きました。
宿毛から宇和島まではバスを使いました。
長閑でいいところですね~。

中村駅のホースは気動車の給油ホースのようですね。
宇和島駅のホームにも同じようなものがありましたね。
停車中に給油するのでしょうね。

気動車王国徳島も新型気動車が幅を効かせて来ていますね。
1500の導入で余剰となったキハ47がJR九に譲渡されたそうですね。
タラコのキハ47が2両あるようなのでcameraしたいと思っています。

投稿: N市のT | 2012年9月11日 (火) 18時03分

こんばんは。
時刻表の地図と見比べながら楽しく拝見しました。
四国は車では何度も回ったのですが列車利用はありません。
鉄道でのんびり巡るのも楽しそうですね~
1500型気動車、ローカル線用の新型車両なのですかね?
3扉ですがこちらのキハ150より快適そうに見えます。
国鉄時代と違い今では北海道型のほうが窓が大きいですね。

投稿: vanagon714 | 2012年9月12日 (水) 21時03分

>N市のTさんへ
こんばんは。
タタリもありましたし、翌日の天気予報が毎日「明日は雨」と出るので、どう行動しようかと悩んだものですが、天気予報が外れ気味だったので助かりました。乗り鉄の時間も多く、のんびりできました。

宿毛から宇和島までバスで一旦戻る案も考えたのですが、やはり窪川へ戻る予土線がネックになってしまい、普通に今来た経路で戻ることにしました。

中村駅のホースは給油用ですか……。確かに「危険物取扱注意」との看板もあるのですが、給油するのにあんな太いホースで大丈夫かなぁとちょっと疑問に感じたのでした。高岡駅で見た給油ホースはもっと細いもので、ちゃんとリッター計もついていたので、「この太いホースは水かな?」と思ったのです。

徳島も1000系や1500系が増えたと思います。特に1500系はあちこちに勢力を拡大してるようで、キハ40系は主にラッシュ時の使用に限られているようです。
朱色のキハ47、見れないかなと期待していたのですが空振りでした。

投稿: N市のTさんへ | 2012年9月12日 (水) 22時14分

>vanagon714さんへ
こんばんは。
ローカルな駅名での記述が多く、お手間をお掛けしたかと存じます (^ ^;;;
四国では本文で書いた「恩師」との関係で車で走った場所もありますが、単独行動の時は列車ばかりです。車での行動だと景色をゆっくり眺められない難点もあるので、一度は鉄道でのご旅行をお奨めします。
1500系は仰せの通り、現在も増備が続いているローカル線用の気動車です。3ドアながら車内は簡易転換シートになっています。車長は21.3mあります。
でも、窓の大きさは言われてみれば……キハ150より小さいですね。国鉄時代より逆転していますね。

投稿: vanagon714さんへ | 2012年9月12日 (水) 22時29分

こんばんは
撮影の旅お疲れ様でした。
画像を拝見してあらためて感じたのですが
四国は「知らない気動車が多い王国」になっていました(笑)
そろそろ本格的に道外の車両を学び直さなければならないようです(大汗)

投稿: kattsu-mqc | 2012年9月12日 (水) 22時46分

こんばんは。
またおじゃまします。(^o^)
土佐くろしお車の件、ご教示いただきましてありがとうございます。
目撃された全ての車両のカラーリングが異なるのは本当に楽しそうですね。
そして四国も国鉄型に遭遇出来る確率が低くなっているのは驚きです。
気動車といえは千葉では、久留里線で国鉄型が活躍していますが、先日置き換え用の新型キハE130系が納車され、キハ30の活躍もいよいよ終焉に近づいてきました(+_+)

投稿: レッドライン | 2012年9月12日 (水) 23時46分

>kattsu-mqcさんへ
こんばんは。
お蔭様で撮影&乗り鉄の旅を楽しんで参りました。今回は4泊5日と贅沢な休暇が頂けたので、ゆったりした旅程が組めました。
名古屋は四国も九州も北海道も程々に遠いので、本州以外の地にも毎年のように足を踏み入れることが出来るのですが、北海道から四国や九州は遠いですよね。「1000型」だの「1500型」だののローカル気動車をご存じなくとも無理はありません。
民営化されて車両系列が複雑になってしまったのは、個人的にちょっと残念なことのように思っています。「JR全車両ハンドブック(ネコパブリッシング)」などを買い求められるのも一つの手段かと思います。

投稿: kattsu-mqcさんへ | 2012年9月13日 (木) 21時27分

>レッドラインさんへ
こんばんは。
ご再訪、歓迎致します。有難うございます。
土佐くろしお鉄道の車両、私も初め見た時は「ああ、自分が乗るのは偶々ラッピング車なんだな」と思っていたら、駅ですれ違ったり、車庫(中村にあります)に留置されている車両が皆、緑や青、赤、紫など様々な色のラッピングを纏っていて「そういうことだったのか」と初めて納得した次第です。目の保養になります (^ ^)
四国でもキハ58系がなくなってから、国鉄型気動車は少なくなりましたね。キハ32や54は、国鉄型と言っても最末期のものなので、あまりピンと来ません。
久留里線はキハ30系最後の牙城でしたが、キハ130の搬入が始まりましたね。行きたいのですが、休暇の兼ね合いから間に合うかどうかと思っています。キハ37の動向も気になります。

投稿: レッドラインさんへ | 2012年9月13日 (木) 21時41分

四国は大分時代に車で行きました。三崎港からでしたが雰囲気がまた九州と違います(国道は197で九州と海路で繋がっています)。
四国も独自の型式で国鉄呼称がないですね。未だに非電化なのが好ましいですね。

投稿: yrr03464 | 2012年9月13日 (木) 23時39分

>yrr03464さんへ
九州と四国、気候的にも似ている地域なのですが、ゆっくり歩き出すと違いがありますね。
国道197号は、確か道路公団の連絡船で繋がっていたんでしたよね。佐多岬半島へ上陸できるのでしたね。
四国の車両形式は、個人的にはちょっと残念です。「2154」と言われてもどんな車両か判らなくて混乱します。でも、非電化区間を多く残していて、景色としては抜群です。

投稿: yrr03464さんへ | 2012年9月14日 (金) 21時44分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1088631/47000868

この記事へのトラックバック一覧です: 四国の県庁所在地を全部通る旅(4・5日目):

« 四国の県庁所在地を全部通る旅(1~3日目) | トップページ | 土讃線須崎近辺での写真 »