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2012年5月23日 (水)

北海道ヒヤヒヤ旅行・初夏編(6・7・8日目)

6日目(5月21日)

名古屋なら金環食が見えているはずの今日、私はわざわざ北海道にいたままである。休暇を取った段階で、金環食のことは全く頭になかった。で、こう云う形になってしまったのだ。

朝の段階で、まだ天塩中川にいる。ただ、外へ出てみると、気持ち、薄暗いように感じた。北海道も北部では部分日食に過ぎず、気のせいだろう。

さて、と。

撮影した3~5日目のことは後日書くとして、帰途を兼ねた6日目以降のことを書いていく。

朝は8時08分の名寄行で、少しずつ戻りにかかる。この列車は30分ほど走った音威子府で、何と1時間13分停車する。この間に特急に抜かれ、下りとの交換もあるが、それにしてもこの停車時間は気宇壮大だ。

Dscn2924_21番線にて停車中……。ゆっくり車両を観察していると、所属標記などが目に入った。 

Dscn2927「旭アサ」の下に辛うじて「札ナホ」の文字が、定員は「100」が「74」に書き換えられている。車内はクロスシートから新幹線の座席を再利用した簡易転換シートになっていて、窓と座席もずれている。それで定員が大幅に減ったのだろう。国鉄時代は苗穂にいたとのことらしく、当初は急行などで使われたのだろうか。

音威子府からは「便乗」の方が4人も乗ってきて、何事かと思っていると、どうも音威子府からは新米運転士さんに交代したらしい。速度も恐々出している感じ、それに矢鱈と汽笛を鳴らす。喧しいくらいだ。

時間も遅れがちになり、名寄で5分接続のはずの旭川行が、1分も接続時間がない。列車到着ホームと発車ホームは跨線橋を渡らねばならず、大急ぎで跨線橋を走っているうちに発車ベルが鳴る。自分は辛うじて間に合ったが、お年寄りの方とかおられたら、間違いなくアウトだっただろう。

旭川行は順当に走り、塩狩峠を越えて、石狩方面へと入る。新旭川の手前で乗務員交代のための停車があり、速度が落ちたため旭川の運転所をゆっくりと堪能する。出来の悪い画像だが

Dscn2929733733系を初GET。1番編成で、どうも試運転のために来ていたようだ。

旭川に定刻着。駅蕎麦をすすって、今度は富良野線に乗り換える。富良野線は冬に乗り損ねたので、今回堪能しようとの魂胆だ。

各駅に停車しながら、美瑛、そして富良野へと急ぐ。あと1ヶ月もすればラベンダーやルピナスが車窓を彩るだろうが、今はまだタンポポとチューリップが目につくばかりである。

やがて、左に

Dscn2930右にと

Dscn2933残雪の山を仰いで(何山かは判らない。帰ったら調べるつもり)、富良野へ到着した。

ここからは滝川へ出る予定だが、次の滝川方面列車には少し時間がある。時刻表を調べると、新得方面の列車が先に出て、それに乗って次の布部で折り返すことが出来るようだ。今回は「北海道フリーパス」で来ているから、乗らねば損とばかり、一駅だけ反対方向に進む。

布部で14分待ち、無事に

Dscn29432434d滝川行を捉える。これで終点の滝川へ出る。

滝川からは、特急で一気に札幌へ戻るつもりだが、特急の前に反対ホームへ

Dscn2946711こう云うものが入ってきてしまう。昨年6月にkattsu-mqcさんに教えて頂いて以来、何故かこの列車はよく見れる。これに乗りたい気持ちも湧くが、札幌ではvanagon714さんらとお会いする約束があり、遅れる訳にはいかない。予定通り、スーパーカムイに納まる。

平日ながら、札幌では、vanagon714さんの他にtunnel_no2さん、Wさんや札幌のN子さんなど、多くの方々と★することが出来た。お仕事帰りで明日もお仕事の皆様、お集まりくださって本当に有難うございました。

7日目(5月22日)

朝は9時10分発の快速「エアポート」に乗る。新札幌まで出向き、ここからJRバスで「椴山(とどやま)」まで行く。ここは1月にも来たのだが、撮影しようとした列車・タキ貨を撮影し損ねてしまい、リベンジだ。

Dscn2948こんな感じの場所。有名撮影地でもあり、平日ながら先客さんが1名だけおられた。

フィルムで撮っているから撮影結果は判らないが、今回は1月の時のような「反対列車での被られ」はなく、一応自分的には納得したシャッターを押した。

12時半頃に上野幌駅へ戻る。今日の17時12分の「北斗星」で内地へ戻る予定だが、まだ少し時間がある。今から札幌へ戻ると、6月に電化される札沼線の北海道医療大学まで往復が出来そうである。ちょうど時間潰しを兼ねて「乗り鉄」が出来るので、その考えに従う。

電化で廃車が噂されるキハ40なども乗れる。

Dscn2950

北海道医療大学まで、完全に電車化されるのは10月らしいが、どちらにしても10月までに北海道へ来る予定はない。医療大学駅でのこのショットは、自分では記録になるはずである。

途中駅で寄り道などもしながら、札幌へ15時39分着。お茶を飲んだり夜行列車での買い物などをしている内に、あれよあれよと時間が迫ってきた。急いでホームへ入る。

「北斗星」は定刻に発車。★を飲んだり、車窓を眺め、あっと言う間に函館まで来てしまう。

22時過ぎに青函トンネルに入ったのは覚えているが、出たのが記憶にない。あちこち回って疲れていたのだろう。

8日目(5月23日)

往きと同じように、車掌のアナウンスで目が覚める。暫く無視していたが、8時過ぎに「間もなく宇都宮です」のアナウンスで、いい加減起きねば、と飛び起きる。

今回は(確か)初めて北斗星が定刻で走っていて、上野にも定時の9時38分に着く。

ここまで牽引してきた機関車には

Dscn2970

「3.11」以来のシンボルマークみたいになったシールが貼られている。

東京へ出て、今回は新幹線を使わず東海道線の普通で名古屋へ戻ろうと考えていたので、在来線の下りホームへ赴く。

まずは熱海まで下る。熱海までは自由席のグリーン券が買ってある。北海道で撮影していた19日に、音威子府駅の「みどりの窓口」で購入しておいたのだ。

Dscn2971

例によって、「2階建て」ではない部分の席を選んで座る。

東京の雑踏は目が回りそうだったが、小田原を過ぎた辺りから海も見えたりして、気持ちが落ち着く。30年前の初渡道の時も東京からは在来線で帰ったが、30年後の自分はグリーン車が使える贅沢人になっているのだなぁと思う。

熱海からは3駅先の沼津行に乗り継ぐ。短い距離の列車だが車端は

Dscn2972

業務用荷物室として仕切られていた。

列車は沼津まで行くが、2つ目の三島で降りる。この先の乗り継ぎ列車が三島始発なので、一足お先に乗り継ごうと降りることにしたのだ。

Dscn2973

この列車で興津まで行く。終点の島田まで行かないのは、沼津行と同じ理由による。

途中で、富士駅を通り過ぎる。駅前には王子製紙の工場があって、以前はハワムが群れていた駅だが、今は

Dscn2974

コンテナばかりが目立つ駅になっていた。以前は王子製紙の子会社で働いていたので、この変貌振りがちょっと寂しくもあった。

予定通り、興津で浜松行に乗り換える。乗り換えて15分ほどで静岡を通る。流石に県庁所在駅で、お客の入換が激しい。

焼津まで来ると、お客の姿が少なくなる。トラックに乗っていた時代は、最東でここまで来たことがあったなぁと思い出す。

20分も走ると『越すに越されぬ』筈の大井川を、電車はあっさり越す。蒸気機関車運転で有名な大井川鉄道の線路が寄り添ってきて、車掌が「次の金谷で大井川鉄道はお乗り換えです」と言う。30年前、国鉄時代には私鉄への乗り継ぎは一々アナウンスしなかった。民営化されて変わったなと感じる。

14時52分に、浜松着。熱海からここまではずっとロングシート地獄だったが、ここからは転換クロスシート電車に乗れる。国鉄型の117系が来るかと思ったら

Dscn2976

JR東海オリジナルの311系電車だった。

30分弱走ると二川で、いよいよここからは自分の住む愛知県になる。景色も見慣れたものになって、この列車の終点・豊橋に着く。

……と、長々書いてきて、読まれる方もお疲れになってきただろうから、以下は省略するけれど、何しろこんな乗り継ぎで自宅まで延々帰って来たのであった。自宅には夕刻5時半過ぎに戻ってきた。幸い、歯根の痛みは何とか落ち着いたようだ。

北海道へ行く度に、多くの皆さんにお世話になっている。初渡道の30年前とは比べるべくもない。本当に有難いことだ。今一度感謝の意をお伝えして、帰り道の記事は終わりにしようと思う。

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コメント

おつかれさまでした。
733の1に会えたり、711系の復活色に会えたり‥当たりです!!
夜行に揺られた後に、乗り継いでN市まで戻るなんて、まだまだ若いですねぇ。
ただ、G車に乗るところが少し、おじさんポイですが(笑)
現像後の報告楽しみにお待ちしております。

投稿: suzuran6 | 2012年5月24日 (木) 17時34分

こんばんは。長旅お疲れ様でした。

音威子府で1時間13分停車とは長いですね。途中下車しないともったいないですね。

711系もだんだん少なくなってきていますね。更に今後733系が入ってきますし。

東京→N市の各停利用は私も18切符期間中心に何度も経験ありますが、静岡県内の
乗り換えは時刻表であらかじめ調べておくとスムーズに乗り継げますね。
私は時刻表を調べることはほとんどないですが(^^;)

あ、あと私も今歯医者通いしており、先月麻酔を一番深くまで注射された時の痛みは
未だに覚えております…。

投稿: 東上線-副都心線一利用者 | 2012年5月24日 (木) 20時57分

こんばんは
道北の旅、お疲れ様でした。
旭アサのキハ54は宗谷北線、留萌本線がメインなので送り込みのスジ以外だと旭川近辺ではなかなか乗車出来ない車両です。
原色711系もイレギュラー運用が続いていたらしく、1ヶ月ほど前に出会って以来ご無沙汰しています。このところ塗装のテカリも落ち着いてきて一段と良い感じに見えますね。
東京から名古屋まで普通列車の旅も良いですね~。2429D乗り通し計画を立ててみたくなりました。

ポジの仕上がりを楽しみにお待ちしております。

投稿: kattsu-mqc | 2012年5月24日 (木) 21時41分

こんばんは。
長期出撃お疲れ様でした。
こうして拝見すると多種多様な列車に乗られて鉄旅を満喫されたようですね。
私もこういう旅がしたいですがなかなか実現しません。
711原色編成は遭遇するとラッキーな気分になりますね。

投稿: vanagon714 | 2012年5月24日 (木) 21時49分

>suzuran6さんへ
お蔭様で無事戻りました。
記事には書かなかったのですが、7日目にもう一度711の原色に会えました。何故かあの編成、よく見るのです。天気も良かったし、色々列車も見れてアタリでした。
帰途の東京~名古屋鈍行は、30年前の初渡道時にやったので、今でも出来るかとの思いもあり敢行しました。正直、ちょっと疲れましたがまだまだ若いですね。
現像が上がりましたら、また記事をアップしたいと思っています。

投稿: suzuran6さんへ | 2012年5月25日 (金) 17時51分

>東上線-副都心線一利用者さんへ
こんばんは。
お蔭様で無事に行って参りました。

733系を見て「ああ、いよいよ札沼線などが変わってしまうな」と実感してきました。711の今後や如何に、ですね。

今では鈍行乗り継ぎは(特に近場では)余りやりませんが、自分の体力試しにやってみました。静岡圏もちゃんと調べて乗りました。

私のは、既に神経が抜いてある歯の治療なので麻酔なしで治療されています。

投稿: 東上線-副都心線一利用者さんへ | 2012年5月25日 (金) 17時57分

>kattsu-mqcさんへ
こんばんは。
A川地区は素通りで申し訳なかったですが、無事に戻って参りました。
宗谷北線部分ではキハ54ばかりになりますが、言われてみればA川近辺は40が殆どですね。滅多に目に出来ない車両を存分に堪能してきました。
711の原色は、貴兄に教えて頂いて以来、何故かよく見ます。suzuran6さんにも書きましたが、7日目にも札幌駅の別のホームに停まっていました。
東海道線の普通は、以前は乗継が少なくて名古屋まで来れた記憶ですが、今はブツブツに途切れていて乗り換えの嵐となりました。まぁでも、たまにはこんな帰り方もいいかと思っています。2429Dね……、憧れの列車です。

ポジが上がりましたら、またお付き合い下さいませ。

投稿: kattsu-mqcさんへ | 2012年5月25日 (金) 18時05分

>vanagon714さんへ
こんばんは。
お蔭様で、無事戻って参りました。
寝台からロングシートの鈍行まで、色々乗ったなぁと思います。これだけの休暇が頂けるのも、有難いことと思っています。いつまでできることやら……の思いもありますが。
711の原色は、見ると乗りたくなってしまいます。皆さんに書いていますが、今回は2度見れたのでラッキーでしたね (^ ^)

投稿: vanagon714さんへ | 2012年5月25日 (金) 18時10分

こんにちは。
お疲れ様でした。
今回も色々な車両に乗りましたね。
静岡地区のロングシートは何とかして欲しいといつも思います。
と言いながら、もうロングシートにすっかり慣れてしまって、グッスリ爆睡している私です。

キハ54は新製で苗穂に入った頃は札沼線でよく乗りましたが、駅の待合室に設置されているような椅子で座り心地が悪く、スピードが出てくるとピョンピョン跳ねるので乗り心地の悪い車両でした。
現在は座席や台車が交換され快適になりましたね。

投稿: N市のT | 2012年5月28日 (月) 13時01分

>N市のTさんへ
こんばんは。
帰り道は少々疲れましたが、無事に戻れてヤレヤレです。
静岡地区は完全にロングシート化してしまいましたね。あれは地獄です。浜松まで来てホッとしました。
折角、鈍行の道を選んだので頑張って起きていましたが、18きっぷの旅などではかなりネックになりそうですね。

キハ54、新製時は札沼線で使われていたのですね。
私も初めて乗った時に、シートピッチが狭く、乗り心地の悪い車両を国鉄は北海道へ投入したのだなあと思いました。今は台車も変わっていますね。快適な車両に変わっています。

投稿: N市のTさんへ | 2012年5月28日 (月) 23時34分

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