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2012年2月28日 (火)

金庫たちの休息

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夜、23時54分、私たちの営業所でその日最後の営業車両が車庫へ帰ってくる。料金箱に取り付けられた金庫と共に。

料金箱に取り付けられていた金庫は、私たちの操作で開錠され、お客様から頂いたその日の売上金を入れて私たちと共に車庫の事務所へ戻ってくる。終業点呼で「はい、○○-△△番車、金庫の戻りを確認しました」と点呼執行者から確認されたら、私たちは金庫を自動精算機にかける。

金庫の売上金の中身は、私たち乗務員でも開封することは出来ない。出来るのは金庫の自動精算機か、当直の点呼執行者だけである。売上金は当然の如く、厳正に管理されているのだ。

精算作業は通常、20秒程度で自動的に終了し、売上金は精算機の中へと吸い込まれていく。あとは、空になった金庫を私たちがその車両ごとに決められた金庫棚に戻す。
こうして、金庫の精算作業が完了する。

今日も一日働いてきた金庫たちが、全て顔を揃えるのはこれから5時間余のことである。束の間の金庫たちの休息時間が、夜中の営業所内でひっそりと過ぎていく。

明日の朝5時には早番勤務の者が出勤してきて、金庫たちを一つ、また一つと持っていく。そして、金庫たちは明日も一日の激務に晒される。

せめて、全ての金庫が揃った時だけでも、金庫たちにはゆっくり休息して欲しいものだ。私たちと同様、金庫も一日中働いているのだから。

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バス・仕事」カテゴリの記事

コメント

こんばんは。
私たちが普段利用している金庫が、真夜中はこのように保管されているとは知らなかったです。
ある意味、一番年中無休な部分かも知れません。

とある番組で運賃箱の仕組みを拝見しましたが、あの金庫にはどの位の小銭や紙幣が入るのですかね。

投稿: 北の旅人 | 2012年2月28日 (火) 23時16分

こんばんは
おさかなさんの職場に限らず、どこの会社でも同じような光景なのだろうなぁと思いながら拝見いたしました。
走っているバスの数だけ金庫も働いていると言うことですね。滅多にお目にかかれない貴重な画像をありがとうございます。

ところで奥の方にある棚に並んでいるのは制帽でしょうか?
制服は着たことがありますが、外へ出る仕事を担当したことがないので制帽と言うものを被ったことがありません。乗り物好きとしては制服制帽で乗務するって憧れの姿だったりします。

投稿: kattsu-mqc | 2012年2月29日 (水) 22時02分

>北の旅人さんへ
こんばんは。
金庫をしまう精算室は一般の方は立ち入り禁止になっているので、こうした映像は馴染みが薄いかも知れませんね。
掲載した写真は、小学生の方たちが車庫へ社会見学に来た際に「ここが精算室で~す」と言ってお見せする位置から撮影しています。
車両が車検などで止められない限り、金庫もバスについて走りますから、仰せの通り一番稼働時間の多い部分だと思います。

金庫に入る具体的な金額はネット上では余り公に出来ませんが、「意外と沢山入る」と思っておいて頂ければいいと思います。

投稿: 北の旅人さんへ | 2012年2月29日 (水) 22時08分

>kattsu-mqcさんへ
こんばんは。
北の旅人さん宛にも書きましたが、精算室は一般の方は入れないので、一般の方にお見せできるギリギリ限界の位置から撮影した写真を掲載しました。
私共の職場でも、車庫によって金庫棚の配置などは異なると思いますが、大体どの職場でも基本的には大きく変わらないと思います。

奥に見える棚は仰せの通り制帽入れです。
自分も今の職場に入るまでは制帽に憧れがありました。「乗務員の証」のようなものですものね。
然し一旦被り始めてしまうと、夏に暑くても脱げなくて不自由な面もあります。また私共の職場では制帽に帽子掛けマイクをつけているので、運転中に運転席を離れる際に一々制帽を脱がなくてはならず、結構面倒な部分もあります。

投稿: kattsu-mqcさんへ | 2012年2月29日 (水) 22時23分

こんばんは。
配置両数が多いので棚にたくさんの金庫が入っていて圧巻ですね~。
赤や緑に色分けしているのは格納場所を迷わないようにする為でしょうか。
金庫は朝持って行ったら最終入庫まで戻って来ないので働き者ですね。

投稿: N市のT | 2012年2月29日 (水) 22時28分

私がいつも乗っている西武バスでは、最近は「ピッ!」と、スイカ・パスモの利用者が9割以上なのではないでしょうか?
首都圏のスイカ・パスモエリアでは金庫があくびをしているのでしょうね。
何年か経つと全国的にそうなってしまうのでしょうね…
整理券を取ってバスに乗る…乗り方を忘れてしまいそうです。

投稿: suzuran6 | 2012年3月 1日 (木) 17時38分

こんばんは。
バスの金庫、普段は料金箱の中に格納されていてなかなか拝見できるものではないですよね。
こちらでは冬の悪路で料金箱が物凄い音を立てて振動したりします。
精密機器がよく壊れないものだなあと感心します。
バスが新しくなっても料金箱や金庫は引き継がれていくのでホント
よく働くなあと思いますね~

投稿: vanagon714 | 2012年3月 1日 (木) 22時41分

>N市のTさんへ
こんばんは。
ウチの車庫は100両以上の車両がいるので、金庫棚も沢山あります。
色分けは仰せの通りです。台数が多くて金庫棚の位置を乗務員でも把握できないので、メーカーや車種などによって色分けして判り易くしています。
私たちは基本的に9時間勤務ですが、金庫は前后勤に亙って活躍しますからよく働いていますよね。

投稿: N市のTさんへ | 2012年3月 2日 (金) 22時08分

>suzuran6さんへ
私共の職場でもICカードがかなり普及しています。ICカードのお客様と敬老・福祉関係のお客様で8~9割くらいになると思います。
この4月からはJR海の「トイカ」との共通利用が始まるので、ICカードの割合は更に増えると思います。
私共の場合、金庫には現金の他に各種のデータも入るので、それほど欠伸状態ではないと思います。
あ、因みに私共は一部の例外を除き200円の均一料金なので、整理券なるものはありません。

投稿: suzuran6さんへ | 2012年3月 2日 (金) 22時18分

>vanagon714さんへ
こんばんは。
この仕事に就いてから、金庫の丸裸の姿を当たり前に見るようになりましたが、言われてみれば一般の方には「料金箱の中に収まった姿」しか目に触れる機会はないですよね。
当地でも舗装が悪くて料金箱が凄い音と共に振動することがよくあります。仰せのように私もあれでよく壊れないものだと思っています。ミクロの世界のマイクロチップなども使っていると思うのですが、今は技術の進歩でそれらも頑丈なのでしょうかね。
新車に置き換わっても料金箱や金庫は使い回しですものね。長年の使用に耐えるのは大変だろうと思います。

投稿: vanagon714さんへ | 2012年3月 2日 (金) 22時29分

こんばんは。

N市営バスは数年前に現行の運賃箱に更新された際、金庫はその
前の機種よりスリムになったというイメージがありますが、実際は
どうなのでしょうか。

運賃箱の金庫の開錠・精算の光景はJR北海道バスの某営業所内で
じかに見たことがありますが、けっこうパワフルな動きをして
いた印象があります。

この記事の写真によれば、車両によって使用する金庫が決まって
いるようですが、JR北海道バスの場合いくつかの営業所で、行路
ダイヤごとに使用する運賃箱が決まっていたりします。ですから、
日によってセットされる金庫が変わるということはよくあるみた
いです。機種が統一されていれば差し支えない、といえるのでは
と思います。

投稿: 東上線-副都心線一利用者 | 2012年3月 4日 (日) 00時37分

>東上線-副都心線一利用者さんへ
こんばんは。
金庫自体は、仰せのように以前の料金箱の当時に比べるとスリムになり軽くなりました。

精算関係のことは余り公に出来ませんが、私共の自動精算機は静かですよ。開錠操作も含めてそれ程パワフルと云った印象はありません。

私共も運賃箱の機種は統一されているので、金庫は基本的にどの車にも付けられます。車両ごとに区分しているのは、金庫の盗難など二次的な被害を防ぐ側面もあるのだと思っています。

投稿: 東上線-副都心線一利用者さんへ | 2012年3月 4日 (日) 21時34分

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