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2010年6月20日 (日)

気付いてみれば……

撮影した日は違うけれど、二枚とも最近撮った、バスの車庫内の写真である。

Dscn01322

Dscn1

私の頭の中はいつも薄ぼんやりとしているので気付くのが遅いのだか、こうして車庫内に並んだバスを見て、つくづく「LEDの方向幕が増えたなあ」と思った。

私たちの職場では、ビニールの方向幕をLEDに変更する工事はしていない。だから、新車が入る度に、LED方向幕車が増えるという単純な図式になっている。2003年式の小型車で、初めてLEDの方向幕が採用され、以来7年。11年程度しか使われないバスたちだから、パーセンテージが増えて当たり前ではある。

ビニールの方向幕に、新しい行先などを付け加える作業は、かなり厄介だ。バスから幕を外し、決められた位置で幕を切り取って、新しい行先を加える。「加える」と言っても、セロテープで貼るという原始的な作業だから、結構手間と場所を取る。切り継ぎが終わったら、幕をまた元の車に巻き戻す。
幕は正面と側面と後面があるから、これを100台以上の車両に施すのは大変な作業だ。

確かにLEDなら、RAMレコーダというのか、それを書き換えるだけだから、作業は大幅に軽減される。少しでも人手による作業を減らしたいバス事業者にとっては、大変有用なものだろうと思う。

ただ、LEDだと電球色の表示しか出来ないのが私的に残念に思う。行先によって方向幕の色を変えていた私たちの職場でも、LED化された車両では単一色の表示に留まっている。道路交通法か何かで、赤や緑のLEDを灯して走っては、信号機と見間違う恐れがあるからとて禁止されているらしいのだ。
折角の「お客様に見やすい・判りやすい行先表示」が、実質上消え去ってしまうのも、もう目前のことのようだ。

詳しくは知らないが、白色の発光体は道交法で許されているのだろうか。許されているのなら、電球色との2色の組み合わせで、少しでも「利用する人に判りやすい」表示が出来ないものかなと、知識の乏しい素人運転手は常々考えている。

(後記)

少し気になったので調べてみたら、現行でのLED表示は電球色(橙色)以外は禁止になっているようである。お詫びと共に付け加えをさせて頂く次第である。

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バス・仕事」カテゴリの記事

コメント

こんばんは。
仰る通り、作業する側、会社としても人件費を押さえるにもデータ管理の方が、削除や追加はしやすいですよね。
フィルム幕は、レイアウトや色使いなど工夫が出来たけれど、LEDは夜には強くても日中は弱く感じます。

橙色は、トンネル含めて人間の目に優しいとも聞きました。

投稿: 北の旅人 | 2010年6月20日 (日) 21時02分

>北の旅人さんへ
こんばんは。
管理面では、LEDに軍配ですよね。
またビニールの方向幕では、幕につけられたデータの読み込みエラーにより、実際の行先とは違う表示をしてしまうことも屡ありました。そうした「誤表示」もLED化によってかなり抑えられています。
多くの面で、デジタルがアナログに勝利していますが、「昼間時の見易さ」だけは、仰せのようにまだ改良の余地があるようですね。
私たちの職場では、LED化にあたり、他社のLED幕よりも下方向に表示を傾けまして、見難さを改善するような仕様としたそうです。
緑色が目に優しい、は昔からの定説ですが、橙色も目に優しいのですね。言われてみれば、トンネルや橋梁部だけ橙の照明にする場所がありますね。

投稿: 北の旅人さんへ | 2010年6月21日 (月) 22時31分

電光式の行き先表示はずいぶん普及しましたよね。
JR北海道バスは何年か前に一斉交換しました。
あまり見やすくない電光表示が急速に普及した背景には
例のバスジャック事件が影響しているように思います。
車内の異常事態を車外の人に知らせる手段としては防犯灯もありますが、
大型の表示機で瞬時に「警察に通報してください」と
表示した方が断然分かりやすいですよね。

最近は消費電力を抑えた電子ペーパーとかいう技術もあるらしいので
電光表示とビニール幕の長所を兼ね備えた新しい表示機が開発されるかも
しれませんね。

投稿: vanagon714 | 2010年6月21日 (月) 22時52分

>vanagon714さんへ
JHBは全車がLEDだったのですね。道理で、幕表示を見る機会が少ないなと思っていました。
バスジャック事件……まだまだ記憶に新しいですね。10年も昔の話ですが。
私共の職場のバスも、LED車では緊急表示を出来る機能があります。
ただ、私的に時々思うのですが、実際にバスジャックされている車両であの表示を出しているのが、前車のリアガラスなどに映って、それに犯人が反応することはないのかな、との心配が脳裏を掠めます。

「電子ペーパー」は初耳でしたので、早速Wikiで調べてみました。現在ではカラー表示も可能なレベルに達しているとのこと。低廉化が最大のネックになっているそうですが、今の技術は日進月歩ですから、実現の可能性が高いような気がします。
今後、どのようにバスが変わっていくのか、楽しみな気もしますね。

投稿: vanagon714さんへ | 2010年6月21日 (月) 23時18分

こちらの某転回場では「〇〇12」という系統幕車が4台並ぶ事があります。
その転回場では「〇〇12」が3種類あり、「〇〇12」の並びを撮ろうと思いましたが、LEDでは写真がうまく撮れませんね。

メンテ面では楽だと思いますが、趣味として見るとLEDは味気ないです。

投稿: 企4 | 2010年6月22日 (火) 12時33分

>企4さんへ
趣味としては、確かにLEDは味気ないですね。何よりも単色なのが、私は一番つまらなく思います。
デジカメでLED方向幕を撮るのは難しいと思いますが、ISO感度を最も低い値にして(64か100になると思いますが)、少し暗くなり始めた時間帯に狙うと、うまくいく可能性もあると思います。
こう云う時に、私のマニュアルフィルムカメラは便利だなと思います。シャッター速度が1/60秒以下なら、まず間違いなく撮れるようです。

投稿: 企4さんへ | 2010年6月23日 (水) 00時42分

撮影するのにはLEDは味気ないですね。
高速シャッターで撮影すると文字が割れてしまうので走行写真はNGですね。
シャッタースピードは125以下が良いと言われています。
メーカーによっては割れていないのがあるので不思議です。

事業者にしてみれば、保守・管理が簡単なのでありがたいと思います。

投稿: N市のT | 2010年6月23日 (水) 20時07分

上の企4様のコメントについて、デジカメでの写真撮影ですが、
N市のT様のおっしゃる通り、N市営は1/125なら確実にLED表示が
欠けずに写ります。なぜか今春の新車だけは1/200でもLED表示が
欠けないです(メーカーは同じみたいですが)。

大阪のH急バスやJRH海道バスで採用されているLED(昔の社名だと
M下)は1/300でも表示が欠けないです。

逆に関西の複数の市営バスやK奈中バスで使われているLEDは
1/125でも表示が欠ける(関西の会社製)ため、ハナから写り
こませて撮ることは不可能と考え、シャッター速度を気にせず
撮っています。

最近のデジタル一眼はミニマムのISO感度が200というのも多く、
あまりそういう機種には手を出したくないな、とも思います。
(私は通常はISO感度は80にしています)

投稿: 幹星丘2一利用者 | 2010年6月23日 (水) 20時25分

>N市のTさんへ
そもそもバスは、撮影のためにあるのか?と問われると困りますが、趣味として写真に残そうとすると、LEDは味気ない結果になりますね。
1/125秒だと、動いているバスがブレるかブレないか、微妙な速度ですね。
鉄道でLED方向幕が出た当初は、1/125秒でも欠ける場合がありましたが、技術の向上のためか、最近ではもう少し早いシャッター速度が可能になってきたようです。

私の車庫は4月から読み方の変更によりローマ字標記が変わったので、新しいローマ字を附したビニール幕は全て幕尻に収められました。路線によっては車庫行きの表示を出すのに1分以上かかる場合があり、こんな時はLEDも便利だなと感じることがあります。

投稿: N市のTさんへ | 2010年6月23日 (水) 21時42分

>幹星丘2一利用者さんへ
LED方向幕について、機種変更などの話は聞いていませんが、実際に貴兄にそのようなデータが残っているなら、メーカー側で新しい仕様のものができたと考えるのが妥当なようですね。
メーカーによって、明滅速度はまちまちなのがよく判りますね。1/300秒でもOKのメーカーがあるのは驚きです。順次、新しい仕様のものに変わって、撮影がし易くなるかも知れません。
デジ一は今のところ手を出す気がないので、詳しいデータを知りませんが、最低感度がISO200とは随分強気だなと思います。私の先日買ったコンデジでもISO100まで下げられます。
昔からのカメラメーカーには、それなりのこだわりがあるのかも知れませんね。

投稿: 幹星丘2一利用者さんへ | 2010年6月23日 (水) 22時00分

LEDの赤色表示は無いのですか?
見たような気がするのですが‥
酔っていたからそう見えたのか?
今度はちゃんと観察して見ます(笑)

投稿: suzuran6 | 2010年6月24日 (木) 17時48分

>suzuran6さんへ
記事にした後でWikiを調べてみた所、終バスやその一本前のバスではLEDの赤や緑で行先を囲う事業者があるようです。関東地区に多いようです。鉄道界における『赤いランプの終列車』の流れだと思います。
行先そのものは赤・緑の表示が禁止されていますが、外枠を囲うのはセーフになるそうです。
多分、遅くまで仕事をされた後に終バスを見られたのでは、と思うのですが如何でしょう?

投稿: suzuran6さんへ | 2010年6月24日 (木) 22時46分

確かに、終バスです。しかし、仕事ではなく飲んだ帰りでしたbeer

投稿: suzuran6 | 2010年6月25日 (金) 10時24分

>suzuran6さんへ
終バスが赤、終の一本前が緑だそうです。昔の鉄道では緑ではなく、青ランプを灯していたようですが。
★の件、了解です。お疲れ様(笑)。

投稿: suzuran6さんへ | 2010年6月25日 (金) 22時32分

市バスには幕車が残っていても、M鉄バスから幕車の消滅は時間の問題だと思います。今M鉄バスは廃車予定の車両以外行先表示器をLED化したようです。
地元のN久手車庫の幕車は1998年式(元基幹バス)のみになってしまいました。しかも幕車が一般系統に入るのは少なく、M商大~公園西・M商大~赤池に入ることがほとんどです。恐らく廃車間近なのでしょう…。

投稿: リニモ1号 | 2010年7月 2日 (金) 07時51分

>リニモ1号さんへ
「気付いてみれば」ではなく「言われてみれば」ですが、M鉄さんの幕車ってすっかり見なくなりましたね。
そうですか、M鉄さんはLEDの幕に置き換えをしているのですね。
また、他車庫からの移動も多いように思います。社内番号の割にナンバーの新しい車をよく目にします。移動の際にLED化している車両もあるのかも知れませんね。
先程、Fが丘で中型車を見かけたので、車内を覗いてみましたが、車内の料金表示が液晶画面になっていました。色々変化があるようですね。
1998年など、つい最近のように思っていましたが、M鉄さんでも廃車の時期が来ているのには2度ビックリです。

投稿: リニモ1号さんへ | 2010年7月 2日 (金) 22時20分

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