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2009年12月29日 (火)

臨港橋(道路可動橋)

過日の「塩浜線撮影旅行」で、敢えて書かなかったことがあるので、それをネタにしようと思う。

塩浜線の撮影の時に、まずは塩浜線ではなく、籍の上では四日市駅構内となる貨物専用線の「末広橋」という可動橋へ出向いたことは、「撮影旅行記」などでも記した。ここへは徒歩で行ったのだけれど、当の末広橋から300mほど南寄りに、道路が同じように運河を跨ぐ橋がある。それが、今日のお題の臨港橋なのだ。

私も、撮影前に実際に臨港橋を渡ってから撮影地に赴いたのであるが、見た目はどう見ても可動橋に見えない。既に可動橋としての運命は終わっているのだと思い込んでいた。

Dscn5434

鉄道線路がない所に踏切などあったりしたが、遮断機も古臭くて使っている様子がないから、今は動かない可動橋だと勝手に思い込んでいたのだ。

鉄道の末広橋を渡る貨物列車を撮っているうちは、自分の背後で踏切の音がしていた。貨物列車は入換をしながら自分の背後で向きを変えていたようなので、そこの踏切がずっと鳴り続けていたのだ。

ところが、向きを変えた貨物列車が末広橋を渡って戻っていっても、まだ踏切の音が聞こえる。変だなあと思いながらカメラ機材を片付け、さて、さっきの橋を渡って戻ろうと振り向いた時に、やっと理由が判った。鉄道撮影に夢中になっている内に、先程歩いて渡った臨港橋が跳ね上がっていたのである。

Dscn5444

つまり、私が「使われていない踏切」と思い込んでいた可動橋用の踏切は、ちゃんと稼動していたのだ。暫く見ていると本当に船がやって来て、より一層納得できたのであった。

Dscn5446

船だから、速度はかなり、のっそりしている。この道路は路線バスの経路にもなっているのに、船が渡り終わって完全に橋が下がるまでに、多分10分以上は要していたと思う。この道路を使うバスや急ぎの荷物のトラックの運転手には、精神衛生上大変よろしくない存在なのではとも思う。尤も、地元の方なら、よくよくご承知だろうか。

道路の可動橋って、全国にどれくらいの数、あるのだろう。臨港地区では珍しくないかも知れないが、それでもあまり日常的に見かけるものではないだろう。

船の通過シーンを見られただけでも、僥倖だったような気がする。

おまけ。橋付近にあった「海への転落注意」の看板。

Dscn5435

これはこれで、結構珍しかったりして(笑)。

***

自分の日程などからして、本年の記事はこれが最後になると思います。

この一年間、お読み頂いた皆様、コメントを下さった皆様には、厚く御礼申し上げます。本当に有難うございました。

来る新年も、多分変わらぬスタイルで、あれこれ勝手なことを書き綴っていくと思いますが、これからもどうぞ宜しくお願い致します。

末筆ではありますが、皆様方、どうぞ良い新年をお迎えくださいませ。

                             魚澄庵庵主敬白

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旅日記」カテゴリの記事

コメント

これは懐かしい、四日市港の跳ね上げ橋じゃないですか。
ホントは、「道路可動橋」って言うのですね。港湾労働者のみなさんは、通称なのでしょうか?「跳ね上げ橋」って呼んでいました。
20年ほど前、この港が仕事場だった頃に、この橋は改修工事に入ったのですが、完成前に転勤してしまったので完成した姿を見るのは初めてかもしれません。たしか、重量のあるトレーラーに対応するために改修してのだと思います。

投稿: 両口屋是清 | 2009年12月29日 (火) 23時16分

こんばんは。
可動橋ってあまり見たことが無いので実際に動くところを見ると
ワクワクしそうです。
道路の方は鉄道と違って船舶が通る際に跳ね上がるのですね。
写真を拝見するとずいぶんギリギリで貨物船が通っているように
見えますが、擦ったり衝突したりすることはないのでしょうかね?

私が可動橋を見たのはだいぶ以前の天橋立が唯一だったように思います。
たしか橋が回転して航路が開くような構造でしたが今でも使っているのでしょうか?

投稿: vanagon714 | 2009年12月30日 (水) 00時03分

「海への転落注意」の看板ですが、私が小学生の時に
留萌港で見かけたことがあります。強烈なインパクトを
受けましたね。こんな看板があるということはそんなに
車が海に落ちそうになるのかと。
函館にも2年以上住んでいましたが、この看板を見かけた
ことはないです。

それでは、良いお年をお迎えください。

投稿: 幹星丘2一利用者 | 2009年12月30日 (水) 14時28分

>両口屋是清さんへ
そうか、両口屋さんは四日市へお勤めの時代がありましたね。
ちょうどあの頃に、現在の橋に架け替えられたのですね。橋自体は意外に綺麗に見えたので、新しい橋だろうと想像はしていました。
大きなトレーラーもバンバン走っていましたよ。

ところで「道路可動橋」は別に正式名称ではありません。「可動橋」との呼び方なら正式なものになりますが。以前の記事で、鉄道の方の可動橋について書いたので、読まれる方が誤解されるといけないからと思い、「道路」の2文字を付け加えました。
「跳ね上げ橋」の俗称で、構わないと思います。

投稿: 両口屋是清さんへ | 2009年12月30日 (水) 20時36分

>vanagon714さんへ
こんばんは。
偶然ですが、橋が稼動するところが見れて、私もワクワクしながらの見学となりました。
普段動かない物が動くのって、誰しも楽しめるのではないかなと思います。
船が接触などをした痕跡は気付きませんでした。恐らく通過船舶の幅は決められているでしょうし、船乗りさんの腕はそれなりの方ばかりでしょうから、大丈夫なのでしょう(って、ちょっといい加減なコメント。汗)。

天橋立の旋回式の可動橋は、比較的よく知られていますよね。
先程Wikipediaで調べたところ、現在でも稼動しているとのことです。最近になって、サービスで、船舶通過時以外にも橋を旋回させているそうです。

投稿: vanagon714さんへ | 2009年12月30日 (水) 20時52分

>幹星丘2一利用者さんへ
普通車の免許を取った時に標識は一通り覚えたものですが、当時この標識はなかったと思います。
「動物の飛び出す恐れあり」と同様、後になって加えられた標識なのでしょうね。
言われるように、この標識、ちょっとインパクトありますよね。「一度見たら、忘れないぞ」みたいな……(笑)。

投稿: 幹星丘2一利用者さんへ | 2009年12月30日 (水) 21時12分

可動橋の動いているのを見ると何かワクワクしますね。
末広の可動橋の上下しているところを動画撮影して来ましたのでコラボします。
ご覧下さい。

今年も益々厳しい年でしたが、来年はもっと厳しくなると思います。
お互い士気は低下しますが、「今日の良き日」を迎えられるようにボチボチやりましょうね。

投稿: N市のT | 2009年12月30日 (水) 21時46分

>N市のTさんへ
コラボ頂き、有難うございます。
私のデジカメはSDカードが256「MB」までしか使えない骨董品なので、動画撮影はほぼ無理です。予備用にカードを買おうにも、今時どこの店を探しても256なんて売っていません。まあ、仮に動画を撮っても、アップの仕方が判らないでしょうが。
余談はともあれ、末広橋にプラスして、道路の臨港橋の稼動も見れましたので、ちょっと得した気分でした。

来る年、もうこうなったら「仕事があるだけでもいいや」と思っておきます。士気はもうありませんが、惰性で「今日のよき日」を目指そうと思います。
今年もお世話になり有難うございました。

投稿: N市のTさんへ | 2009年12月30日 (水) 23時15分

可動橋と言う物を知らない人が、初めて見たとしたら、どれだけびっくりすることでしょう‥
来年も、ちょくちょく お邪魔させていただきます。よろしきお付き合い下さい。

投稿: suzuran6 | 2009年12月31日 (木) 09時04分

>suzuran6さんへ
小さい頃に見た絵本で、たまたま跳ね上げ式の可動橋の絵が載っていたので、今まで「可動橋を知らない人」との想像をしませんでした。
言われてみれば……仰天モノですよね。

ご覧の通りの雑多なブログですが、来る年もお越しをお待ちしております。宜しくお願い致します。

投稿: suzuran6さんへ | 2009年12月31日 (木) 22時41分

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