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2009年7月14日 (火)

こんな風に見えます

Dscn4488

今日は一般路線バスに詳しい方や興味をお持ちの方なら、先刻ご承知のことを書くけれど、このブログ、路線バスのことを殆ど知らない方も結構ご覧下さっているので、まあ仕方ないと思ってお付き合い下され。

で、上の写真が今日の話題にしたいことでありまして。

運転席から見た、後(中)扉確認用ミラーの見え具合である。大きく写っているミラーは、バスの左前上の隅に装着してある確認ミラー(その1)である。

この確認ミラーに、後(中)扉付近にある円形の確認ミラー(その2)の映像を再反射させて、扉付近やステップの様子を知る仕組みになっている。上の写真で中央やや左に写っている奴である。誰が考えたか知らないが、うまいこと工夫されたものだなあと、私はいつも感心しながらこのミラーを眺めている。

私も、高校生の頃までは、確認ミラー(その1)が妙な位置にあるので、あれは一体何を見るためのものか判らなかった。高校で、雨の日だけはバス通学をしていたので、その時に運転手の仕草を見ていてやっと「後扉付近の円形ミラーを再反射させて、扉付近を見ているのではないか」と気がついたものだ。当時はバスの雑誌など出版されていなかったから、通学がてらバスオタクしていて、やっと薄々判明したというのが実状である。

実際にどんな風に見えるかは、本当にバスを運転するようになるまで知らなかった。バスの運転席に座れる機会など昔は殆どなかったから、判りようがなかったのだ。オタクの割に、我乍ら知識が乏しい奴である。

さて、こちらはバス好きの方なら殆どご存知だと思うけれど、蛇足としてミラー付近に付いていている扉開放報せ灯とセンサー灯の写真も付けておこう。

Dscn4786

この写真ではデモ用に、扉を開けた上、扉ステップにわざと障害物を置いて、両方のランプを点灯させてある。

この2つの灯火については、バス事業者によって多少の差異があるので、あくまで私の職場の車の例である。赤いランプが扉開放報せ灯、黄色の方がステップに障害物がある時に点灯するセンサー灯だ。ミラーで実像を確認しながら、小さな障害物の有無なども確認できるように、確認用ミラー(その1)のすぐ上の天井に灯火が配されているのがお判り頂けるかと思う。

また、人を扉で挟撃しないように、黄色のランプが点灯している時は扉が閉まらないような安全装置も付いている。満員の時などは後の扉の確認も難しく、これらの装置のお蔭で私達も随分助けられている。何しろワンマン運転が基本になっているから、安全にはかなり気を配った構造になっているとは思う。

然るに最近、私たちの車庫の近くにある某高校の生徒で、あの円形ミラーの意味を知っている者が、降りるときにわざと鞄をぶつけ、ミラーの角度を変えて降りていく事例が屡あってちょっと困っている。あの円形ミラーは、一度角度を変えられると再調整が大変厄介なのだ。

下手に学校に連絡して、あのミラーの意味を知らせると、逆にわざとやる者が増える恐れがあるので、私は今のところ上司などには報告していない。だが、あのミラーは私たちにとってお客様の命を守る「命綱」そのものなのだ。

そんな高校生坊主がこのブログを読んでいるとは思えないが、絶対にやめて欲しい“犯罪”である。

***

7月17日から3泊4日で、土讃線の撮影に行く予定でいる。今回行く方面は私の携帯PCの通信範囲外になってしまうので、初めから携帯PCは持って行かない。また、明日・明後日と仕事で帰宅が遅いから、旅行から戻る7月20日までブログ更新は暫くお休みとなる。

よろしくご了承の程。

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バス・仕事」カテゴリの記事

コメント

カバンをぶつけて角度を変えるなんてT高校?の生徒にひどいのいますね~。
実は私も高校時代市バスで通学(主にG営業所[現分所]のバス)していたのですが、満員でステップから上がってもらわないと扉が開かなかった…ということが度々ありました。

投稿: リニモ1号 | 2009年7月15日 (水) 15時41分

わざと角度を変えるなんて・・・けしからん「おこちゃま」ですね。
降車口が中扉なので「やり逃げ」し易いのでしょうか?
ここは私服の職員でも配置して現場を押さえて「器物損壊」で告発したいですね。
それともタップを立てて角度固定用のネジを付けるというのはいかがでしょう?
かばんをぶつけてもビクともしなければ良いですね。

投稿: vanagon714 | 2009年7月15日 (水) 19時27分

ミラーの角度を変えられると困りますね~。
ワンマンバスは「ミラーが命」みたいなところがありますからね~。
「おこちゃま」には、ちょっとしたイタズラでも大事であるという事が分からないのでしょうね。
最近は人の痛みの分からない奴が多いですね~。
嫌な世の中になりました。

土讃線の出撃ですか。
アンパンマンですね~。
非電化で風光明媚でいい処ですね~。

投稿: N市のT | 2009年7月15日 (水) 22時32分

>リニモ1号さんへ
まずはT高校さんの名誉のために申し上げておきますが、鞄をぶつける輩は、T高校の生徒さんではありません。別の学校の生徒です。

中扉が4枚折り戸になっているタイプの車だと、ステップにあるセンサーが働いて扉閉めだけでなく扉開けもできなくなってしまうんですよね~。これも安全に配慮して、お客を挟まないようにしている結果ですね。
基幹バスのツーステにこのタイプが残っており、基幹では中扉が入口になるので、入口が開かない時はマイクで必死にお客さんに協力をお願いしています。
満員で大変なのは、お客さんもでしょうが、私たち乗務員もなのです。幸い、大多数のお客様は判って下さっているので、それに助けられて仕事しています。感謝、感謝です。 

投稿: リニモ1号さんへ | 2009年7月15日 (水) 23時55分

>vanagon714さんへ
多分、今時で言う「愉快犯」の一種でしょうね。やられるのは大抵、下校時の終点の某地下鉄駅です。終点では前扉からも降りて頂いているので(運賃先払いだから、終点ではどの扉から降りてもらっても構わなくなります)、その間にやられてしまえば、こちらは犯人を捕まえることも不可能です。音がするので、やられたことだけは判るのですけれどね。

私も正直申し上げれば、私服職員を配置して欲しいのですが、何時のバスにその「犯人」が乗るのかは日によって異なるため、費用的にもとてもそれはやって貰えないのです。
vanagonさんが言われるように、ミラーの固定化が今のところ最良策でしょうか……。

投稿: vanagon714さんへ | 2009年7月16日 (木) 00時07分

>N市のTさんへ
本当にワンマンバスでは、ミラーが命ですものね。
今までに3度やられましたが、多分同じ生徒でしょう。知ってやっているのですから、多少のバスオタ愉快犯だと思います。

確かに、本文にも書きましたが、私も高校時代までは単なる「バス好き」で、何をどうすれば他人に迷惑がかかるかなどは考えたこともありませんでした。
また、自分で気付かぬ内に、何か迷惑行為をしていたかも知れません。
原則はチャリ通学でしたので、チャリでバスと競争したりしていましたが、あれも運転手氏には迷惑だったろうと思います。
今の時代は家庭教育が殆どされていない「おこちゃま」が増えたと思います。教育は学校任せ。でも学校ではそこまで細かく気を配れない。それで悪循環がどんどん広がっていきます。先が思いやられますね(嘆息)。

土讃線の、特に風光明媚な大歩危小歩危付近を中心に狙うつもりです。天候がある程度安定してくれると助かるのですが。

投稿: N市のTさんへ | 2009年7月16日 (木) 00時20分

こんばんは。

T高校ではないならAでしょうか?

ワHR時代は運転席右部分(現在モニターがあるあたり)に扉関係のパイロットランプがあったようですね。

高知で長生きした昭和53年製のRC300(高 495~497)も運転席右側にランプが付いていました。

投稿: 企4 | 2009年7月16日 (木) 00時23分

>企4さんへ
ハイ。あからさまに言いますが、Aです。

ワHRや初期の2HRの時代は、仰せの位置にパイロットランプがありましたね。横並びに緑のランプと赤のランプが交互にあり、左から順に「前扉閉・前扉開・后扉閉・后扉開」の配置だったと記憶しています。あの頃のバスが懐かしいですね。
今の位置にパイロットランプが移った時には、正直、吃驚しました。時期は明確に覚えていませんが、昭和52年頃からの車からだったように思います。

投稿: 企4さんへ | 2009年7月17日 (金) 00時14分

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