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2009年7月 6日 (月)

三菱ふそう・エコハイブリッド車

私お得意の「大遅延コラボ」でして。

6月19日付のvanagon714さんの記事にコラボさせて頂きます。

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先日、M鉄の基幹バスに乗る機会があったので、敢えてエコハイブリッドバスに乗ってみた。

たまたまではあるが、上の写真は私が乗車したバス。実は乗車した時は、いつも持ち歩く筈のデジカメを忘れてしまい、車内の映像は全く撮れなかった。ただ、この基幹バスは私の家から然程遠くない所まで運行されているので、画像だけは後日、仕事後にちょいと郊外のバスターミナルに出歩いて、撮っておいた。で、この写真のバスは、たまたま私が乗り合わせたバスだったということで。

ついでなので、後部からの非公式側写真。

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更にしつこく、側面の写真。

Dscn48037809

一番上の写真と比べると「Eco HYBRID」のロゴの色が異なるが、このロゴは車によって黄色だのピンクだの紫だのと色々な塗装がある。

さて、肝心なハイブリッドバスに関してであるが、あくまでヲタ席に座っての観察記録である。

まず運転席であるが、ハンドルがある(当たり前だ)。冗談はさておき、私がいっとう初めに目にして「あれ?」と思ったのは、ミッションだ。このハイブリッドバスはAT車の筈なのに、ふそう独特のあのトランスミッションがある。私は目が悪いから初めは判らなかったが、このミッションは「R-N-D」が縦状に配置されているだけで(つまり一般のMT車で言えば、「2-N-3」の位置に配置されている)、これがATミッションの全てなのだ。

乗車して発進を待ってみると、やはり発進時は走行用モーターの「ヒューン」と云う音しか聞こえない。今は暑い季節で冷房に電力を喰うし、既に暗い時間だったので車内照明にも電気を喰ってしまう。果たして時速が40キロくらいになると、ディーゼルエンジン音が聞こえてきた。ただ、一般走行に関しては、「ヒューン」の音が多少強弱するだけのことで、それ以上余分な音は聞こえなかった。

と言っても、ディーゼルエンジンは走行用バッテリーの補助用品ではない。写真のように、天井には大きなリチウムイオンバッテリーを積んでいるが、これで走行に関する全てを賄うようになっているそうだ。ディーゼルエンジンは、リチウムイオンバッテリーに充電させるためにのみついているものだと、車内の液晶ディスプレイにも表示されていた。

回生ブレーキ充電装置も付いているようで(これは日野のHIMRが特許を持っているはずだ)、ブレーキをかけると、さいぜんの液晶ディスプレイに「ブレーキのエネルギーを、バッテリーに保存しています」と表示が出ていた。

冷房がかかっていたので、どの程度、ディーゼルエンジンに頼っていないかは詳細は判らないけれど、何れにしてもエンジンはあくまで充電補助用品に過ぎないと思ってよいらしい。エンジン音が聞けたのは、発進して暫くして時速が40キロを超えた時と、走行中に冷房などでバッテリー容量が足りなくなった時に自動的にエンジンがかかって、アイドリングの音が聞けただけである。

但し、アイドリングストップ装置も兼ね備えられているようで、バスが停止するとどんな条件下でもエンジン音は停止していた。停止時に聞こえる音は、冷房用のコンプレッサーの音だろうと思う。

私たちのAT車は、ディーゼルエンジン車にアイドリングストップ装置がついただけのものであるが、このハイブリッド車は何度も書いているようにバッテリーでのみ動く車である。だから、発進時にエンジンをかける必要はなく、エンジンの始動ペダルを踏み込む「カチン」と云う音は聞こえなかった。恐らく、「D」レンジに入れておいて、ブレーキペダルから足を離すと、走行バッテリーが反応する仕組みになっているものと思われる。

単なるバスオタクが30分程度乗っただけの観察なので、詳細については不明な部分も多かった。間違いも記載しているかも知れない。正しい知識をお持ちの方で「この記述、おかしい」と思われた方は、ご一報頂ければ幸甚である。

尚、M鉄では普通尺車と長尺車は社内番号で区別しているが、このハイブリッド車は後部に走行用モーターを設けている関係で、長尺車としての番号が与えられている。

これでは、コラボとは言えませんね。vanagonさん、ご免なさい。

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バス・仕事」カテゴリの記事

コメント

コラボありがとうございます。
お話を伺うとブルーリボン・シティ・ハイブリッドとはコンセプトが
全然違うことが分かりました。
ふそうのほうは発電機付き電気バスと呼ぶのがピッタリですね。
40キロくらいまではエンジンが止まっているというのも驚きです。
定格運転で常時発電しているのかと思っておりました~

ふそうのシステムは応用次第ではとても「エコ」な可能性を秘めているなあと感じます。
たとえば架線集電が可能になれば路面電車の軌道内をトロリーポールで電気運転して、
途中から市街地へ乗り入れていく・・・なんていうのも可能ですよね~
札幌で例えれば4丁目電停から出発して、中央区役所電停から軌道を外れて
医大病院前まで乗り入れるというのが理想ですね~

詳しいリポートありがとうございました。
ますます興味が沸いてきました(^^)

投稿: vanagon714 | 2009年7月 7日 (火) 19時38分

>vanagon714さんへ
あくまで、ヲタ席で聞いた音から判断したものですから、間違いも書いているかも知れませんが、

>発電機付き電気バスと呼ぶのがピッタリ

は、まさにその通りだと思います。これは本文に書いた車内の液晶画面でもそう説明されていましたから、間違いはないと思います。

書き忘れましたが、40キロ以下でも急加速をした時などは「ブルルル……」と後から音が聞こえていましたから、バッテリーで可能な加速範囲を超えると、エンジンでバッテリーに給電をしてやっているようです。何れにしても、常時発電ではないことだけは確かです。
以前、vanagonさんのブログコメントに「IS付きなので止まると無音になる(当たり前)」、などと書きましたが、これには停車中はいつ何時でもエンジンは完全に停止しているという含みもあるのです。

>たとえば架線集電が可能になれば路面電車の軌道内をトロリーポールで電気運転して、途中から市街地へ乗り入れていく・・・

素晴らしい発想ですね。そして、あのシステムなら当然それも不可能なものではないと思います。

M鉄の中央走行基幹バスには、2台に1台くらいの割合でこのエコハイブリットバスが来ます。乗れる可能性はかなり高いと思います。
是非名古屋へいらして、この不思議な走行音のご体験をお薦めします。

投稿: vanagon714さんへ | 2009年7月 7日 (火) 21時17分

ズバリ、私の地元の車庫のバスです。
時々家の前の路線で走ってます。ただし家の前の路線で走ってるのは乗ったことがなく、基幹バスで何度か乗ったことがあります。基幹バスもここ数年で市営・名鉄とも車両が大きく様変わりしましたよね。

投稿: リニモ1号 | 2009年7月 8日 (水) 13時34分

>リニモ1号さんへ
リニモは殆どの部分がN町を走っていますので、HNネームからあちら方面の方かなと密かに予想はしていましたが、矢張りそうだったのですね。

あのハイブリッドバス、基幹の間合い使用で一般路線も走っていますね。Hヶ丘でちょくちょく姿を拝見します。

バリアフリー法の成立により、基幹バスも大きく変わりつつありますね。特にM鉄や市営バスは、中古車は入れませんから、車両の入替があるとなると最低でもワンステップバスと云うことになってきますものね。
M鉄では、現在ワンステップ車以上のグレードしか運転されていませんね。運が良ければ、あのハイブリッドノンステップになりますね。
市営の基幹バスも、一昨年度、半数ほどがノンステに入れ替わりました。ノンステは全車、DPD装置付きの車です。方向幕もLEDになっていますしね。

考えてみれば、私は基幹初代のフカフカサスペンション車両から最新のノンステップ車両まで、全てを運転していることになります。偶然の巡り合わせとは言え、時代の流れを感じられずにはいられませんね。

投稿: リニモ1号さんへ | 2009年7月 8日 (水) 22時43分

この9~10月にかけて名鉄バス名古屋営業所(長久手車庫)に大きな動きがありました。エコハイブリッドの追加投入があったことと、瀬戸市内のJR東海バスの路線を引き継いだことです。
追加投入されたエコハイブリッドは「名鉄バス」表記ですが、バスロケ用のアンテナは付いており、発信器さえ付ければ基幹バスに即転用可能な状態です。

投稿: リニモ1号 | 2009年10月10日 (土) 10時31分

>リニモ1号さんへ
長久手車庫は、JR東海バスの路線撤退により、大きな動きがあったようですね。瀬戸方面から通う同僚が「上品野って書かれたM鉄バスを見るけど、まだ違和感を感じるね」等と言っています。
エコハイブリッド車も多数投入されたようですね。私もHヶ丘やH山で目撃しています。
基幹バスに投入されているハイブリッド新車は、所属標記が「中」となっているので、名駅近くの車庫の車両のようですね。長久手の車両は、まだ基幹バスには投入されていない訳ですね。
詳しい情報を有難うございました。

投稿: リニモ1号さんへ | 2009年10月10日 (土) 20時01分

ここばかりに何度も書き込んですみません。
某ネット掲示板からの情報になりますが、名鉄バスに来月日野のハイブリッド・ノンステップバスが入るようです。画像もupされていました。

私事ですが、9月に横浜に行った時、横浜市営バスの日野のハイブリッド・ノンステップバスを見ました。もっとも名古屋同様最新のLED表示車の最多数派はエルガとブルーリボンⅡでしたが…。

投稿: リニモ1号 | 2009年11月24日 (火) 23時05分

>リニモ1号さんへ
>ここばかりに何度も……
いえいえ、別に構いませんよ。まあ、一応M鉄さんはライバル会社になりますので、私があまりそこの記事を書かないようにしているだけのことでして。
バス好きとして、ある程度は興味を持って見てはいるのですけれどね。

日野のハイブリッドバスはまだ見たことがありません。ちょっと期待しますね。目新しいものにはやはり、オタクなので目が向きます。
そう言えばM鉄さんには「バイオ燃料」バスもありますね。栄で初めて見た時には車体が緑色なので「何じゃ、こりゃあ?」と思いましたよ(苦笑)。

投稿: リニモ1号さんへ | 2009年11月25日 (水) 00時25分

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