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2009年7月 8日 (水)

六原駅・8563レの貨物作業

先日は、水沢駅での2079列車の貨物扱い作業をご覧頂いたが、今日は六原駅での簡単な貨物作業をご紹介しようと思う。

六原駅の直ぐ北西側には製紙工場があり、ここで作られた紙製品やそれに伴う必要資材の運搬のために、月・水・金だけ限定で貨物の作業が行われる。列車番号が8000台の臨時列車になっているのも、曜日限定の運転だからである。

今日も画像が多いので、文章は簡単に済ませておこう。

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8563レの六原到着は9時17分だが、製紙工場から運び出される貨車は、8時45分頃に駅脇の工場の専用線から工場のミニディーゼルに推進されて、駅の側線に入ってくる。

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駅側線の定位置に到着。

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これだけで、一旦ディーゼルは切り離され、工場内の専用線に戻っていく。

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9時17分、肝心の8563レが入線する。入るのは上下の旅客列車が使わない2番線で、いわば中線の様なものである。

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下りの旅客列車を1本待った後で、中線が開通になり、一旦下り側に引き上げた8563レが推進で側線の方へやってくる。

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先程の工場からの貨車がいる隣の側線へ、編成ごと収まる。EH500に誘導灯が灯っているのが判る。

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貨車を全て切り離したEH500が、一旦側線の分岐器まで引き上げる。既に作業員が転轍機に取り付いていて、ポイントを操作している。

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転轍機を工場から出てきた貨車の側線側に切り替えたら、作業員は素早くEH500に飛び移る。これで、工場から出てきた貨車のいる側線へEH500は進む。

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工場から出てきた貨車とEH500が間もなく連結する。もう「やわやわ」の状態。

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工場からの貨車と共に、再び下り方面へ引き上げたEH500が、2番線に戻ってくる。無線で「あと7m」と機関士とのやり取りが聞こえる。

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9時17分に着いた8563レでEH500に牽かれて来た貨車は、今度は工場からのディーゼルを待つ身になる。

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工場のミニディーゼルが連結されたら……

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ここまでEH500に牽かれて来た貨車が、工場への専用線に入っていく。これで、8563レに関する作業は終了である。

あとは、10時26分の8563レの発車時刻を待ち、2番線からEH500以下、工場から出線して来た貨車たちが六原を発車するだけである。

つまり、ここでは貨車が予め組まれた編成ごと、入れ替わる作業をする訳だ。8563レは陸前山王発盛岡(タ)行きであるが、機関車だけは変わらずに全区間を走り、貨車は六原を境に全車入れ替わるということになる。

単純な作業ではあるけれど、現場で働く作業の方々の雰囲気や、限られた時間内での解結作業の様子が少しでもお伝えできれば、幸甚である。

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コメント

こんばんは。
この六原駅で列車ごと入れ換えるのですね。
同じ列車ながら牽引する貨車がガラリと入れ替わるのは面白いですね~
なにかミステリー小説に使えそうです(^^;;;;

以前Tさんと萩野にチップ貨物を見に行きましたが、その時は
チップ満載のワムを持ってきて、入れ替わりに空のワムを引き上げて
戻っていきました。
専用線はやはり製紙工場でした。

投稿: vanagon714 | 2009年7月 9日 (木) 23時28分

>vanagon714さんへ
私も当初はどんな入替作業があるのかと思っていましたが、見てしまうと意外と単純だったので、ほぉ~こんなのもアリか、と思いました。
如何にも西○×太郎のミステリー小説などに使えそうですね。

荻野のチップ貨物は、チップを持ってきて、帰りは空回送という奴ですね。
実はあの荻野の工場、現在は「新日本製紙」になっていますが、以前は「大昭和製紙・白老工場」でした。
この白老工場では新聞用の巻き取り紙も多く生産されており、私が以前勤めていた運輸倉庫会社では、ここで作られた新聞用紙をトレーラーに載せて船運したものを、自社の倉庫に保管していました。
私は新聞用紙担当の事務員でしたが、月に何度かは白老工場製の新聞用紙を納入する日があり、それを指示する伝票作りをコンピュータで打っていました。また、入庫する際は、どこの倉庫に入庫させるか自分の判断で指示していたので、「大昭和・白老」は、私にとって大変懐かしい工場でもあるのです。

私もチップ貨がなくなると聞いて、撮影に赴いていますので、当時の思い出と共に写真をご紹介する機会を作りたい思います。

投稿: vanagon714さんへ | 2009年7月10日 (金) 02時36分

今の入換作業は簡単なものですね。
車扱貨物のあった頃は中間の駅でも、あちこち動き回って見ている分には面白かったです。
旧千歳線の月寒でもD51が本屋側からアサヒビールの方までチョロチョロしていたのを思い出します。

手動のポイントは意外と軽いものです。
転轍手は、夏は天国ですが、冬は雪が詰まって先端が密着しないで、レバーの爪がかからなかったり、信号が出なかったりと地獄になります。

投稿: N市のT | 2009年7月12日 (日) 17時45分

>N市のTさんへ
六原駅の作業は、結論だけ言うと単純な作業でしたね。既に工場の中で編成が組まれてしまっているので、工場の中の専用線を眺めていた方が楽しいかも知れません。尤もそこだと勝手に立ち入れませんが。 (^ ^;;

私も中学生の頃、新守山駅へ何と云う理由も無しに入替を見に行ったのを思い出しました。わざわざEF64の重連のままで、貨車の組成作業をしていました。何度も汽笛が鳴って重連があっちこっち行って退屈しなかったですね。
中央線が名古屋市内を出るところにアサヒビールの工場がありますが、昔は専用線が引いてあってあそこまでEF64が来たのを見たこともあります。

転轍機だけは動かしたことないですから、「経験者は語る」ですね。
もっと重い物かと思っていました。貴重な体験談を有難うございます。

投稿: N市のTさんへ | 2009年7月12日 (日) 21時44分

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