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2009年6月17日 (水)

変な「貸切兼用車」

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私たちの職場は、一般路線免許の他に、貸切の免許も保持している。以前は専用のバスがあり、大々的に貸切事業をしていたらしいが、私が中学校を卒業する頃には殆ど貸切専用バスは廃車になってしまい、以後は一般路線車を貸切仕様に改造して充当していた。

だが、それも数年前に淘汰され、現在では一般路線車の座席にシートベルトだけをつけて、貸切兼用車としている。

上の写真は、私たちの営業所で今年度から貸切兼用車に指定されたノンステップバス。社内番号も変化はなく、外観上ではこれのどこが貸切車なのか判らないと思う。

唯一それらしいのは、前扉の後ろに

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こんな札が差し込まれているところかな。この札、裏返すと「貸切」の文字が書かれている(貸切となった写真を撮ろうと思ったのたが、札が固くて抜けなかったので諦めた。御無礼!)。

車内に関しては、先程も書いたようにシートベルトが付けられているだけで、吊り革も残っているし貸切用とする特別な装備は何もない。

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然も、シートベルトは前向き席に付けられているだけで、車椅子固定スペースの横手向き座席(跳ね上げ可能)に至っては

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ご覧の通り、何の変化もない。チラッと見えているが、降車押しボタンもそのままだ。全くの形ばかりの「貸切兼用車」である。

営業所によって貸切の仕業内容も異なるけれど、私たちの営業所では大学のスクールバス応援で、4月から12月までの間、3~2台の貸切仕業がある。ただ、朝の8時くらいに出庫して、地下鉄の駅と大学の間を2往復するだけの簡単な仕事である。10時半頃には仕事は終わってしまう。

で、その仕業に必ずこの車を充当するかというと、別にそう云う訳でもない。学生を学校へ送り届けるだけなので、空いている車をノンステ・ツーステに関係なく充てるだけである。

全く以って変な存在の貸切兼用車だが、一応「貸切免許も持っていますよ」と誇示するためだけの存在のようだ。また、「貸切」の方向幕そのものも、LED方向幕車を含め全車両に入っており、益々この車の存在意義は薄くなっている。

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バス・仕事」カテゴリの記事

コメント

このタイプの車両が貸切車に転用されているようです。
以前のC号車ように座席の交換はせずにシートベルトを取り付けた位ですかね~。
昔と違って今は貸切需要はほとんどありませんからね。
C号車の頃は戸田川緑地や某新聞まつりで大高緑地に行きました。

投稿: N市のT | 2009年6月18日 (木) 11時42分

猪高車庫といえば「C-3」ですね。
確か・・・最後のC-3は平成3年製のグレートアップ1期生でしたね。

初代C-3は日野RC1番目のH-130あたりだと思いましたが。

投稿: 企4 | 2009年6月18日 (木) 20時28分

こんばんは。
路線バス用の座席にシートベルトが付いているのは不思議な感じです。
昔、札幌市営バスにも貸切兼用車がありました。
譲渡後もまだ活躍していると思います。
たしか補助椅子が付いてました。

そういえば昔々の中学時代、炊事遠足等の短時間乗車で路線バスが貸切で
来てましたね~
BUとかREなんかが来ました。

投稿: vanagon714 | 2009年6月18日 (木) 20時42分

>N市のTさんへ
貸切の需要も、めっきり減りましたね。
以前は個人の団体などの貸切もあって、企4さんが書いておられるC番車を使って輸送にあたったものですが。
今は、競馬・競輪を除いたら、何がある?というくらいの状態ですよね。

G車庫でも、このテのが貸切兼用車になっているようですね。
まだ廃車するには早いし、かと言って乗務員からの評判は良くないので、ここらの車を貸切兼用にしてしまえと、そんな感じでしょうか。

投稿: N市のTさんへ | 2009年6月18日 (木) 21時52分

>企4さんへ
企4さんも結構マニアしておられますね。
過去帳を調べてみましたら、当車庫の初代C-3番車は間違いなくH-130番車の改造だったようですね。RCの初代車でナンバープレートで言うと「名古屋22 か 31-35」だったようです。
また、C-9も長らく私たちの車庫にいました。初代はH-176の改造のようです。

最後のC-3は、自分でも乗務している筈ですが、はっきり車番は覚えていません。確か基幹バスの改造だったような気がします。RH-20番台の再改造車だったのではと思います。

投稿: 企4さんへ | 2009年6月18日 (木) 22時05分

>vanagon714さんへ
貸切事業は、私がはっきりバスマニアし始めた頃には、かなり衰退してしまっていました。
私も、小学5年生で行く野外学習には、市バスの貸切で行ったのを覚えていますが、この時はちゃんとした貸切専用車で、塗装も市営バスの一般塗装とはまるで違う車でした。補助席も付いていたと思います。
ただ、写真を見てみると、形式としては日野のREのようです。

私たちの職場、と言っても他の車庫ですが、高速道路経由の路線があります。その関係で、その系統に使われる車両には皆、シートベルトがついています。
見慣れない所為か、確かにちょっと違和感がありますね。

投稿: vanagon714さんへ | 2009年6月18日 (木) 22時16分

こんばんは。

私も以前から気になっていましたが、別にシートベルト付けなくてもな…っていうのが率直な感想です。
今は高速1系統もシートベルトが付いてないくらいですからね。
昔みたい豪華な貸切兼用車が復活してくれればと思います。

投稿: ジャンボ | 2009年6月19日 (金) 21時10分

>ジャンボさんへ
こんばんは。
元々貸切仕様車にシートベルトをつけるのは、高速道路を走る可能性があるので、その時の言い訳程度の意味合いで付けられていました。
でも、現在は車両の移動などもあり、仰せのように高速系統でもノンステ車にはシートベルトは付けられていませんね。
まあ、あくまで現在の貸切兼用車についているシートベルトは、「言い訳用」とお考え頂ければいいと思います。

5年程前に「バス事業の事業規模縮小」と名打って、かなり色々な面で簡略化が図られてしまいました。貸切事業は、本当に必要最小限の運行しかなくなってしまいましたね。またバリアフリーの問題もあって、大変残念ながら、昔のような形の「貸切兼用車」が復活してくれることはないと思います。

投稿: ジャンボさんへ | 2009年6月20日 (土) 22時36分

時々「乗合」の札を付けたノンステップバスを見ることがあるので、普通のバスとの仕様の違いは何?と思ったんですが、早い話シートベルトの有無だけだったんですね…。

投稿: リニモ1号 | 2009年7月22日 (水) 23時00分

>リニモ1号さんへ
仰る通りです。貸切事業が現在では限定されたものだけになってしまっているので、実質「貸切兼用車」も名ばかりのものになっています。
一応、高速道路もお客を乗せて走れるようにとの目的で、シートベルトをつけています。あとは、他の車と何の変わりもありません。

投稿: リニモ1号さんへ | 2009年7月22日 (水) 23時49分

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