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2009年5月22日 (金)

宗谷本線撮影紀行(4日目・撮影編)

4日目(5月22日)

今日からは撮影に勤しむ。7時50分発の下り一番列車で、まずは智北(ちほく)まで向かう。駅から徒歩15分程度のところに、いい撮影地があると撮影ガイドに書いてある。

ところが、撮影ガイド通りに歩いても撮影地に入るべく小道が見当たらない。遂に、何か知らん跨線橋道路の工事現場に入り込んでしまう。工事のおっちゃんに「おーい、危ないぞぉ」と言われ、流石に自分でも納得できるので後退する。

結局見つけた撮影地の入り口は

Dscn

何とこんな所だった。これのどこが「小道」なのだろう。前回の上越線撮影紀行でも書いたけれど、本として出版する限り、撮影地の入り口やその周辺のことなどは、きちんと書いて頂きたい。

さて、写真の熊笹を過ぎると無事、撮影地に出れた。こんな感じのところだ。

Dscn_2

これなら十分俯瞰撮影できる。また足元には

Dscn_3

こんな感じで花が咲き、ちょっと一息つけるような風景である。ただ、敢えて言うと俯瞰撮影のための三脚は

Dscn_4

このような具合で、またまた熊笹の中に分け入らねばならない。

ここで撮影したのは、普通列車1本と上下の特急・S宗谷。S宗谷は本来4両のはずだが、上下列車とも2両増結の6両になっていた。昨日のS白鳥などと同様、修学旅行の団体がらみでの増結だろうと思う。

下りのS宗谷を撮って、ここは終了。駅へ戻る。今度は紋穂内(もんぽない)へ赴くが、列車までは1時間以上待ち時間があるので、駅でのんびり昼食のパンなどを食べる。

やっと来てくれた12時58分の列車で紋穂内へ。ここは何も撮影地ガイドに載っていないが、プロ写真家の方がこの駅周辺での写真をご自分の本に載せていたので、私も真似してみようとの魂胆である。紋穂内を発車していく、乗ってきた列車。

Dscn_5

まあ、こんな感じで、辺りは何もないと言って等しい地域である。因みに、撮影しようと思った場所まで赴いて撮った写真。

Dscn_6

やっぱり見事に何もありませんな。

ただ残念ながら、14時を過ぎた頃から雨粒が落ちてきた。小雨程度で傘は必要ないが、出来れば晴れてのんびりした景色を撮影したかった。それでも、本降りにはならないまま退去予定の17時過ぎまで天気はもってくれたので、まあまあ気楽に撮影できたと思う。

ここでの最後になる17時15分の下り列車は駅ホームから撮影しようとしていたが、三脚を構えてふと駅の向こうを見ると

Rscn

ちょっと判り難いかも知れないが、エゾシカが私を見つめていた。呑気な奴だなあ。でも、出現したのがヒグマでなかったのは本当に僥倖だったと考えるべきだろう。

17時47分の列車に乗り、18時22分、予定通りに帰ってきた。少し荷物を整理して、昨日と同じ焼き鳥屋へ出向く。

ここからはちょっとおまけ的なことになるが。

暫く飲んでいると、カウンターの私の隣に30そこそこと見える兄ちゃん二人連れが座った。店内はかなり混んでいて、マスターとバイトの女の子二人でも手一杯の感じである。その時、隣の二人組の一人が「おい、お冷やくれ」と言った。バイトらしきねーちゃんが、慌てて氷水を持ってくると「バカヤロウ、冷酒を持って来いって言ってるんだよ」と言う。普通、飲み屋で「お冷や」と言えば、氷水を持ってくるのが常識だろう。挙句の果てに、冷酒が欲しかった兄ちゃんは、その女の子に向かって「テメェ、ちょっとニブイんだよ」などと言っている。あまりに気の毒な話ではないか。名古屋にいたら私は多分この兄ちゃんに「あんたが間違っているんだよ」とでも言ったろうが、わざわざ北海道まで来ていざこざは起こしたくない。ここは、ぐっと我慢する。

その直後、別の客が「お愛想、頼むわ」と言って、私の横の会計へやって来た。ところが出したのが高額紙幣らしい。またバイトのねーちゃんが困ってしまい、「マスター、両替金、ありますか?」と問うている。鳥を焼くのに忙しいマスターは「ないよぉ」と言うだけ。紙幣を手に、呆然としているバイトのねーちゃん。

とうとう堪忍堪らなくなった私は叫んだ。「おい、ねーちゃん、それ、いくらの紙幣だ?」。すると「万札なんです」と言う。ちょっと口はばったいかも知れぬが、バス乗務員を生業としている私は、常に最低でも万札を両替できるお金を携帯している。それで「ねーちゃん、こっちへ来いや。両替できるから」と呼び寄せた。我乍ら何という親切な中年だろう。

思わぬところで両替金が役に立った次第だが、個人でやっている店は大変だなぁと、ちょっと気の毒なような気分になりながら、ビールを飲み終えた私もお愛想を頼んだ。

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コメント

北海道らしい景色ですね~。
またいい加減なガイドにやられましたね。
宗谷線の北側は撮影になかなか行く機会がなかったので、いずれ行ってみたいと思います。


投稿: N市のT | 2009年5月22日 (金) 23時09分

>N市のTさんへ
一旦撮影地まで出てしまえば、大変いい眺めが待っていてくれるのですが、そこの入り口を探すのにいい加減なガイドブックだと沼地にはまるが如きですね。
この時期になると熊の出没も考慮しなければいけませんから、本当に出版物は「いい加減」なものを出してもらいたくないと痛感します。

それにしても、特に名寄以北は本当に胸のすくような景色が多いですよ。旅行案内書そのもののような景色が散見します。足腰が自由なうちに、是非お越しになることをお勧めします。

投稿: N市のTさんへ | 2009年5月24日 (日) 22時14分

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