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2009年4月21日 (火)

DPD・粒子状物質除去装置

Dscndpd

暗闇に浮かび上がる変なマークみたいのを、いきなり載せてしまったりして。

何ぞやと思われる方も多かろうと思うが、これは「8都県市排ガス規制」で「長期排ガス規制適合車」に合格した排気ガス浄化方法の一つ、「DPD方式」で走るバスの運転席パネルで、当の「DPD装置」が作動中に点灯する“お知らせランプ”である。

排気ガス浄化方法には、この他に「尿素水方式」もあり、こちらは常時稼動しているので特に作動ランプはない。代わりに尿素水量を知らせるレベルランプがついていて、そちらで尿素水が足りているかどうかをチェックすることになっている。

今日話題にしているDPD方式は、Jバス規格の日野といすゞが採用している。一方、尿素水方式は、UDとふそうが採用している。

「DPD」が何の略かを、今、資料をなくしてしまったのでここで書けないのが情けないが、何しろこの方式では、排気ガスから出る粒子状物質(PM)を常時蓄積していく。そして蓄積されたPMがある一定量を超えると、自動的にこの装置が働き、粒子状物質を燃焼させてしまうのである。誰が考えたか知らないが、頭のいい人がいるものだね、まったく。

現在では、新車の短距離路線バスでは、アイドリングストップ車がかなり幅を利かせるようになった。私たちの職場では、職場組織のトップが「今後はアイドリングストップ(略してISという)装置のついた車しか導入しない」と宣言したこともあって、IS車の保有比率が50%を遥かに超えている。

ところがこのDPD装置には一つだけ欠点があって、装置が稼動している時にはISが作動しない仕組みになっているのだ。だから、バス停で止まろうが、赤信号で止まろうが、DPDが働いている時はISはしない。バスが停止したのにエンジンが止まらないので、あれ?と思って運転席のパネルを見ると、このランプが点灯している訳だ。

尤も最近では私たちも慣れてきて、ISしなければ大抵はこの装置が働いているなと思うようになった。それに、装置が稼動している最中のアイドリングの回転数は、通常のアイドリング時より若干高めの回転数になるので、アイドリング時の音が独特になる。それで、区別がつくようになってきた。

また、DPD作動時は、発進する際に少々大きな「バフッ」という様な音もする。これも大きな特徴で、耳だけで区別する時の目印になっている。

地方では、都会のお古のバスを再利用して、中には経年20年を超えるようなバスも走っている。ところが、私たちの仕事する範囲は「8都県市」に入ってしまっているばかりに、中古バスなどは一般的には使えず、絶えず最先端を行く車の導入を強要させられている。

車の単価も高くなって、経営を圧迫する要因にもなるが、これらの装置がついた車を購入する際は、多少ではあるが国からの補助もあるそうな。ハイブリッド車とはまた違うけれど、まあ、少しでも都会の空気を浄化する手助けになってくれるのなら、都会に住む者として有難く思わなければいけないのであろう。

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コメント

N市地域も排気ガスには五月蝿くなりましたね。
地方に行くとまだまだ黒煙吹きまくりで走っていますもね。
DPD作動中は回転が上がってAT車だとククッと押してきますね。
これから暑い夏がやって来ますね。ISSで蒸し風呂ですね。

投稿: N市のT | 2009年4月22日 (水) 22時23分

こんばんは。
ディーゼルエンジンの排気ガス規制はどんどん厳しくなってきましたね。
昔のように轟音とともに黒煙を巻き上げてバス停から加速していく・・・
というような光景は都市部ではもう見られないのですね。

最近はディーゼルエンジンの排気ガスがきれいになったなあと実感します。
バスやトラックの後ろを走っても黒煙が全く見られません。
ディーゼルエンジンの排ガス浄化は有害物質のNOxとPM(煤)をいかに減らす
ということらしいですが
NOxを減らすには低温燃焼、PMを減らすには高温燃焼と
相反するため大変なのだそうです。
どちらの燃焼方式を採用するかによってアプローチが異なりますね。
低温燃焼でNOxを減らし発生したPMをDPDなどで捕集するのがいすゞ/日野方式
高温燃焼でPMを無くし、NOxは尿素と化学反応させて無害化する方式が
UD/ふそう方式とのことです。
どちらの方式も新しい技術なのでこれから熟成されていくのではと期待しております。
さらに厳しい次の規制では両方の方式を取り入れないとクリアできないのではと
言われているらしいです。

投稿: vanagon714 | 2009年4月22日 (水) 22時49分

>N市のTさんへ
私が現在の職場に入った時は、暑ければエンジンはかけっ放しで、冷房を止めるような真似はしませんでしたね。N駅のバスターミナル以外では、お客待ちの停車時にエンジンを切りませんでした。
ってか、そもそも「アイドリングストップ」なんて言葉もなかったような……。

時代も変わりましたねぇ。たかが15年と思いますが、「されど」15年なのでしょうか。
ISサウナが、今年の夏も待っていますね。とほほ。

投稿: N市のTさんへ | 2009年4月22日 (水) 23時45分

>vanagon714さんへ
こんばんは。
いやいや、流石に車がお好きとのことで、色々お詳しいですね。私のような俄か知識とは訳が違います。

現状では、私共の車庫にDPD方式、尿素水方式、両方式の車が存在しますが、燃料を入れてくれる係のおっちゃんによると、尿素水方式の方が断然燃費は悪いそうです。
折角黒煙が出なくなっても、燃料を喰い過ぎていてはあまり排気ガス浄化の意味がないような気がします。

トラックでは「速度抑制装置」なども装着が義務付けられていますから、益々厳しいでしょうね。

今は取り敢えず、基準をクリアしている各メーカーですが、将来的には両方式を併用するか、ハイブリッドを併用するか、かなり知恵を絞らなければならないでしょうね。
因みに、私が経験した日野のハイブリッド方式「HIMR」は、パワーのなさに、もうコリゴリです。

投稿: vanagon714さんへ | 2009年4月23日 (木) 00時01分

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