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2009年4月10日 (金)

上越線渋川・水上近辺撮影紀行(3日目)

撮影紀行3日目(4月10日)

昨日は夕方以降何度も足がつるほど歩いた。距離的には大したことはないが、雪道歩行がたたったのだろう。

で、今日は元々ではあるけれど、それほど歩く予定はない。朝もゆっくり起きる。ただ、当初予定より1本早い下り列車で出ることとする。昨日敷島駅で降りて撮影したが、その時に満開の桜を見つけておいた。夕刻では光線状態が悪いので、朝一番でまずここへ向かうことにしたのだ。

Dscn

向こうに見えてる桜がお目当て。デジカメでは小さく写っているが、一眼では300mmを使って写しているから、もうちょっとマシに写っている予定である。

下り列車しか写せられないアングルなので、2本の列車を撮っただけでここは辞す。カメラをしまって、歩いてすぐの駅へ戻ると同時に乗ろうとしていた上り列車が入ってきた。3月14日の改正からこの辺りもSuicaが使えるようになっている。私はICOCAしか持っていないが、互換性があるため利用できる。切符を買う手間もなく、入ってきた列車にばっと乗ることが出来た。技術の進歩は有難い。こう云うことに使うなら。

次に向かうのは渋川を通り越した一駅向こうの八木原である。撮影ガイドに載っていた場所がある。尤も、撮影ガイドばかり頼りにしていては自分の撮影が出来ないから、あくまで参考にするだけで、ガイドに載っている場所へ向かう途中でもちょっと足を止めるつもりでいる。

駅を降りて歩き出すと

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こんな石碑が目についた。私が歩いているのは、旧道らしい。宿場町の碑があるとは、この辺りも結構古い歴史があるようだ。私は地誌に興味があるので、こう云った碑などを見るのも結構好きである。

さて、更に歩を進めると

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小川沿いにナズナ(?)か何か、紫色の花が群生している場所を見つけた。昨日からこの花はあちこちで見ているが、列車と共に撮れる位置には咲いていなかったのだ。幸い小川の向こうに線路が見えるから、ここでまず沈没する。

ガイドブックに書いてある撮影地はそれ程面白い絵が撮れる訳でもなく、適当に済ます。それはいいが、先程から足元に大変気になるものが生えている。

これ↓

Dscn_5

土筆の何がそう気になるかという方もおられようが、私は土筆の卵とじが大好物なのだ。今や悲しいかな名古屋では土筆さえ見ることが出来なくなった。それで、春に撮影に来ると、ことある度に土筆を採って実家に送っている。自分では調理できないので、母に送り、帰ったあとで卵とじとしていただくのだ。母も土筆は好物なので、この時ばかりは実家で夕餉を共にする。そんな次第で、暫し撮影は休止し、土筆取りに精を出す。

時刻表にない時間に向こうの踏切が鳴り出したので、ん?と思ったら、昨日工臨を牽いたEF641001(茶塗装)が、単機で回送していった。ちょっと残念。

農作業(?)を終了し、再び撮影体制に入る。ちょうど土筆の生えているすぐ向こうに

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こんな撮影小道具が生えていたのだ。これを前景に何本か列車を撮る。春だな、と嬉しい。いや、真実を言えば、ちょっと今日は春を通り越した気温で暑いのだけれど。でも、雨に降られて寒い思いをするよりは余程良い。

15分ほど歩いて駅に戻る。少し列車までに時間があるので、小さな駅の待合室の光景などを適当に撮る。改札の駅員さんののんびりした表情が良かったので、1枚撮らせてくださいと頼むと「うわっ、私はそういうの、苦手でして」と言って、事務室の奥まで逃げていってしまった。仕方ないので、デジでコソッと撮った一枚だけをここに載せておこう。

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これなら顔もそう判らないでしょ。

再びICOCAでピッと入って、渋川駅に戻る。これからが、今日のメインだ。

津久田と岩本の両駅間にいい橋があり、これを俯瞰撮影できるのだ。昨日のように「急斜面を登る」ようなこともしなくていいと、撮影ガイドに書いてある。但し、駅から撮影地へ行ける道路橋がないから、渋川駅から関越交通バスに乗るといいと書いてある。

一日に

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これだけの本数しかないバスだが、時間を合わせれば十分活用できる。で、これに乗っていく。来たバスは

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ちょっと欲張ったため、うまく撮れていないが、中型バスである。これに20分ほど揺られることになる。撮影ガイドに書いてある

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このバス停で降りる。客は、始発から降りるまで私一人であった。

この撮影地は、撮影ガイドにある通り、ちゃんと道路から撮影でき、それもご親切に「国道からも撮れるが交通量が多く危険なので、川岸へ下りる道の途中から撮るのが良い」とまで書いてあり、その通りの道が存在した。私はその道が分岐したすぐの、国道の歩道の終端に残っている歩道の延長のような部分に三脚を構えたが、何れにせよこうしてきちんと書いてくれれば、ガイドブックも役に立つ。昨日のような、出鱈目ガイドはご免だ。撮影ガイドを出す会社も、本を出す限りは、一度現地の状況をきちんと見てから掲載するべきだと思う。

さて、説教はいいとして、ここは本当にいい撮影地だった。なので、敢えて今日はアップしない。何れ撮影結果ご報告の機会があると思うので、それまで内緒にしておく。ただ折角なので、ここから俯瞰できる別の方角の写真を載せておこうと思う。

Dscn_11

小さい写真なのでお判りになり難いかと思うが、向こうを湘南カラーの電車が走っているのがご覧頂けるだろうか。まあ、こんな感じの撮影地なのである。

17時少し前の列車までここで粘り、バスは17時32分までないので、バス停のベンチに体を預ける。

やっとバスが来て乗り込むと、また客は私だけである。運転手氏が「鉄道、撮って来られたんですか」と聞かれる。やはり有名ポイントらしい。「今日はSL走ったっけな」と言われるので、別にSL目的ではない旨を伝える。朝の敷島駅近くでも、同じことを通りがかりのお婆さんに聞かれた。

「SL奥利根号」で有名な地とはいえ、鉄道を撮る人間は何でもSLのために来ると思われるのは少し残念な気がする。私はいつも口癖のように言っているが「普段着の鉄道」が好きなのだ。工臨や甲種回送、SLばかりが鉄道写真ではない。勿論それらを否定はしない。珍しい列車を撮れれば私だって嬉しくは思う。

でも、鉄道写真=SLのような単純な考えは、出来るだけ控えてほしい。と、自分のブログで訴えておこう。

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コメント

春らしいですね~
バスの方向幕が「桜の木」というのもいいですね。
やはり終点には桜があるのでしょうね~

写真を見ているとポカポカしていそうで羨ましいです。
ほんとちょうど良い季節なのでしょうね。

たしかにSLは絵になりますけど・・・
そのときだけ人が押し寄せるのもなんか寂しい気がしますね。
民家の横を普通の電車が走るありふれた光景もいいなあと思うのですが・・・

投稿: vanagon714 | 2009年4月11日 (土) 05時17分

>vanagon714さんへ
私も初め、関越交通のサイトでバスの行先を調べた時は「えっ? 何、この行先?」と思ったのですが、実在しましたね。まあ、終点周辺は大変長閑な田舎なのでしょう。

この日は、同じ群馬県の館林というところで29℃を記録したそうで、私もセーターを持ってきたことを後悔したものです(勿論、この日は宿に置いてきていますが)。春どころか、夏の陽気ですね。でも、付近ではどこも桜が満開で、本当にいい気分でしたよ。

私は、できるだけ人が押し寄せるSL運転時には撮影に赴きません。色々薀蓄を書き出すと長くなるので、ここでは端折りますが、人のいない静かな時にのんびり撮影している方が気分も落ち着くのです。
仰るとおり、民家の横を普通の電車が通るだけでも、十分絵になります。先日惜しくも亡くなられた真島満秀さんの写真を拝見していると、そのことをつくづく思い知らされますね。

投稿: vanagon714さんへ | 2009年4月11日 (土) 23時20分

春らしい感じが出ていますね~。
山陰に出撃中ですがバスは中型がほとんどです。
国鉄時代に来た時は大型バスばかりでした。
お客が少ないのでしょうね。

投稿: N市のT | 2009年4月12日 (日) 22時55分

>N市のTさんへ
春と云うか、夏と云うか、議論は分かれるところですが、兎に角暑いほどの気候の中、桜の花を眺めたり、ムラサキダイコン(ハナダイコン)の花を眺めたり、4月を満喫してきました。

山陰地方も、中型バスが多くなったと思います。少しでも効率化を図るためでしょうね。私も、国鉄時代に見た山陰のバスは、大型車ばかりでした。

今日の記事で、関越交通のバスについて記していますので、宜しければご覧ください。

投稿: N市のTさんへ | 2009年4月13日 (月) 22時45分

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