« あにばーさりー | トップページ | 昨冬渡道のアルバムから(千歳・室蘭線編) »

2009年2月 6日 (金)

啓蟄はまだなんだけど……

Dscn

昨日、魚澄庵へ帰ってきて、玄関を開けようとしたら張り付いていた虫。

皆様ご存知のウスバカゲロウである。

ここ数日の名古屋は暖かく、最高気温が13度を超えている。それで、どうやらコイツもノコノコと出てきてしまったものらしい。啓蟄は3月5日だから、かなりの慌て者と見える。

例の如く一人上手になってしまい、貴奴に話しかけてしまった。

「こりゃ、お前、まだ寒いだろ」。

無返答(当たり前だ)。

「こんな所にくっついていたって何の得にもならないゾ」。

またまた無返答。

「明日の朝は冷えるって言ってたよ。お前、いっそ家の中に入ってくるか?」

やっぱり無返答。

「俺は寒いから、家に入っちゃうよ。後は知らないから」。

そう言えば、私の好きな作家・北杜夫さんの「マンボウ」もののエッセイに、この虫は『薄馬鹿下郎』と書かれていたことがある。何となくそれを思い出した。

いくら暖かいとは言え、日の出前の最低気温は3度くらいまで下がる。虫が活動するにはいかにも低温だ。魚澄庵庵主は相当なおっちょこちょいだが、ここに暮らす虫たちも庵主に似るものらしい。

すっかり忘れて、今朝、出勤しようと玄関へ行くと、まだ同じところにくっついているヤツの姿がガラス越しに見えた。根性と忍耐力は、庵主より遥かに上のようであった。

|

« あにばーさりー | トップページ | 昨冬渡道のアルバムから(千歳・室蘭線編) »

小動物・野草」カテゴリの記事

コメント

家に帰ってみたら、「蟻地獄」が待ち構えていたのですね。
最近は全くいい事ありませんね~。

投稿: N市のT | 2009年2月 7日 (土) 21時05分

>N市のTさんへ
(笑)……そうですね、過去の「蟻地獄」。
優曇華などは縁起が悪いと嫌う方もありますが、私は別段気にしません。ゴキブリやクモなどの害虫乃至は不快害虫は即刻排除しますが、その他の小動物に関しては「来るものは拒まず」の姿勢でいます。

いいことはありませんけれど、こんな小虫との会話でも、私は心が和むのです。仕事でお客から「このバスは2分遅れている」と言われているよりは余程マシなので。一人暮らしの楽しみって、本当に些細なものですよ(お前がおかしいだけだと言われれば否定できませんが)。

投稿: N市のTさんへ | 2009年2月 7日 (土) 21時39分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1088631/27843371

この記事へのトラックバック一覧です: 啓蟄はまだなんだけど……:

« あにばーさりー | トップページ | 昨冬渡道のアルバムから(千歳・室蘭線編) »