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2009年1月31日 (土)

不況乃風

Dscn

画像が小さくて判り難いかとも思うが。

私たちの営業所の「第2駐車場」的役割を果たしている、Hヶ丘の操車場に留まっているバスたち。1台だけ例外があるが、ナンバープレートは外されている。方向幕も取り外されている。

つまり、全部廃車となったバスたちである。現在、合計で7台が留められている。

ここは、別に廃車置場ではなく、本来は乗務員の食事や待機の時のために作られた現役車両の駐車バースである。特に、朝の9時から10時頃までの最も多い時間帯では、10台以上のバスが屯する。全部で停められる台数は20台弱なので、現状では手一杯である。

じゃ、何で、邪魔になる廃車車両をとっととどかさないかとの疑問が湧くのが普通であろう。私も理由を知らなければ、そう思うに違いない。

勿体ぶった書き方になってしまったが、この不況下、廃車車両を引き取ってくれる業者が見つからないのだそうで。乗務員に不評を買いながら、この7台は引き取り手を待っているのである。

今まで、こんなことはなかった。廃車車両をここへ持ってきても、数日の内に業者が赤ナンバーを持って、引き取りに来てくれていた。その業者が、不況で、廃車なぞ引き取れないとて、どこもそっぽを向いてしまっているのである。

今回廃車となった車両は、平成9年式の車両が殆どで、何れの車両も8都市県の排気ガス規制には適合していない。つまり、地方都市か排ガス規制のない他国でしか活躍できない車である。そんな車両はこの世界的な不況時に、必要としてくれる会社もない。廃車車両引き取り業者だって、買うだけ買っても売れる目途の立たない車両などは、引き取ってくれる筈もない。そんな理由である。

一体この先、この車たちはどうなるのか、お先は全く見通せていない。今年度の第2次新車として、三菱ふそうの車両が入ることはとうに決まっている。この廃車引き取り問題が絡んでいるのかいないのかは知らないけれど、第2次新車の納入は当初予定より遅れて、3月にならないと搬入されないという。

それまでに、このバスたちの行く先は決まるのだろうか。

私たちも、いくらお世話になった車といえども、廃車処分になっているものを延々と待機バースに置かれていては困る。「不況乃風」はこんなところにまで、弊害をもたらしている。

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コメント

昨年は静岡県の業者が引き取っていったようですが、今年は売れ行きが悪いようですね。
3扉がネックになっていると思います。熊本に1台3扉のまま使っているふそう車がありますが、やはり3扉は使いにくいと言っていました。

投稿: N市のT | 2009年2月 1日 (日) 19時19分

>N市のTさんへ
あの操車場に7台の廃車が並ぶのは、私が今の営業所へ来て以来初めてのことです。いつも県内の業者が引き取るものとばかり思っていましたが、昨年は静岡の業者だったんですか。

3扉、言われてみれば最大のネックはそれかも知れませんね。全国的に見ても3扉車を使用している会社は、数少ないですものね。私たちは「前乗り・後(又は中)降り」なので3扉の方が乗降に手間取りませんが、多くのバス事業者は「後乗り・前降り・料金後払い」ですから、3扉は使い勝手も悪いでしょう。

それにしても、このままではHヶ丘操車場がパンクします。上層部の早急な対応を望みたいところです。

投稿: N市のTさんへ | 2009年2月 2日 (月) 20時22分

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