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2008年12月28日 (日)

キハ52 156

52156

現在、私のPCのトップ画面に使っている画像である。

小っちゃく写っている朱色の気動車は、何の証拠もないと言われればそれまでだが、かのキハ52 156である。国鉄神岡線時代の映像で、撮影したのは1981年8月1日だ。

今や同車は、大糸(北)線で押しも押されぬスターとなっている。また多くの方がご存知のように、半室荷物・郵便の簡易改造を受けた600番代車を除けば、キハ52のラストナンバー車でもある。そんな同車と私との出会いは随分昔で、この、神岡線を初めて撮影に行った時なのである。当時、52 156は富山第一機関区の所属で、多くの時は両運転台車の特長を生かして神岡線で単行列車として活躍していた。また所属所の関係で、他車が神岡線の運用に入っている時は高山線や城端線で使われることもあったようだ。

話が逸れたけれど、私がキハ52 156と出会った直後の写真をアップしておく。

Img52156

上の写真の一日前、7月31日に猪谷から神岡線の同車に乗り、終点の神岡駅で撮影したものだ。まだ貨物扱いをしていた時代なので、神岡駅にも側線があるのがお判り頂けるかと思う。

この時は、8月2日までの3日間を神岡線の撮影で費やしているが、朝の2往復(これは2連での運用)を除いて、あとの4往復は3日ともキハ52 156が運用に就いていた。

神岡線当時の映像を、もう少し。

Img52156_2

西漆山の駅を後に、猪谷へと向かう同車。パッと見、現在と殆ど外観は変わりがないが、正面窓に方向幕がないのと、冷房化されていないので天井がすっきりしている点が違う。

Img52156_3

西漆山から、少し茂住方面へ歩いたところから撮影したもの。これは、土曜限定運用の6630Dである。

この頃の神岡線は、既に土曜日以外は一日6往復しかなく、午前は先程書いたように、2往復が2連で運用された後、残りの1往復を単行のキハ52で運転し、あとは午後の運用が始まる15時半頃まで猪谷駅の3番線にずっと留置されていた。ただ土曜日だけは、間合い使用(?)で1往復が設定されていた。

神岡線は、1984年の9月一杯で神岡鉄道に転換されている。然し、同車はその後も富山の所属として残っており、勾配の多い高山線で使用されていたのだと思う。国鉄の民営化でそのままJR西日本の所属となり、暫くは同じように高山線で使用されていた。

私が持ち合わせている資料では、1991年まで間が空いてしまっていて、この時はもう、越美北線を受け持つ越前大野鉄道部に所属が変わっている。この間に、国鉄の朱色塗装から、当時の越前大野鉄道部のカラーに塗変されたものらしい。

その越美北線もキハ120化されるからとて、1992年の8月に越美北線に撮影に行った。ところが残念、雑誌などに書かれていた「9月7日からキハ120化」に先立って、乗務員の訓練運転も兼ねて、私が出掛けた時には既に全ての運用がキハ120に置き換えられていた。ただ、福井運転区の端に、使用されていたキハ23や52が留置されており、その中に52 156もいたのである。運転区の方に許可を頂いて留置車両を写した中に、同車の越前大野鉄道部カラー時代のものがあった。

Img52156_6 

4両編成で留置されている内の2両目になっていたので、正面からの写真はない。幸い、番号をはっきりと写したものがあったから、側面の写真だがこれをアップしておくに留めておく。撮影日は1992年8月7日。

キハ52の若番車はこの時に廃車となっているが、ラストナンバーが幸いし、大糸線にこの塗装のまま入ったのが翌1993年のこと。以来、大糸線で活躍しているのは、鉄道ファンの方ならご存知の通りである。因みに現在の姿。

Img52156_7

2004年の12月に国鉄時代のカラーに戻されている。ただ、当初は正面屋根上まで朱色で塗装してしまい、ファンからのクレームで慌ててそこを灰色に戻したという経緯もある。

こちら側から見ると、便所が廃止されたのに伴い便所用小窓が埋められているのが、どうも気になってしまう。また、正面・扉の窓周りのHゴムが灰色から黒になっているのも、往年の姿を知る者から見ると気になる。

色々いちゃもんをつけ始めればキリがないが、DMH17系のエンジンで現在尚走り続けているだけでも有難いと思わなければいけないだろう。

北陸新幹線開通により、大糸北線部分をJRから切り離す話が浮上している。今後の動向は大変気になるところだが、ともあれ一日も長い活躍を願わずにいられない、一ファンの私である。

尚、一部にかなり古い画像もあるので、色調のおかしなものが目立つかと思うが、その点はご容赦頂きたい。

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コメント

何はともあれキハ52がDMH17Hのまま残っているのは奇跡に近いです。本当にありがたい事です。
エンジンを換装した東のキハ52はどうやら来春のダイヤ改正で引退のようです。

来年のGWには富山の国鉄色のキハ58・28も応援に来るでしょうから、T爺さんのS-227で大糸出撃しましょうね。

九の北チクの58もとうとう小倉送りになったそうです。今度こそ終わりでしょうね。
あとは岡山の元「みよし」車と富山のいる4両ですね。いつまでDMH17のエンジン音を聞けるのでしょうかね~。

投稿: N市のT | 2008年12月28日 (日) 20時09分

>N市のTさんへ
個人的思い入れが強い車両なので、52 156のことをゴタゴタと書きましたが、仰るとおり、現存するだけでも有難いキハ52が、エンジン換装もされずに走っているのは奇跡に近いですね。
JR西のやり方には色々不満な点も多いのですが、キハ52の件に関しては感謝、です。
DMH17のエンジンを持つ車も、全国的に終焉に向かっていますね。

GWの話、以前T爺さんにお聞きしたところ「あんな混む時期には絶対に行かない」と断言されておりましたが……。

投稿: N市のTさんへ | 2008年12月29日 (月) 22時26分

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