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2008年12月 4日 (木)

1枚いただき

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少々大きな画像になるが。

私たちの職場で11月30日まで使われていた「日常点検票」である。

12月1日から仕様が変わり、この点検票は使えなくなったので記念に1枚だけ頂戴してきた。もっと貰おうかと思ったら、意外にも「計画的に仕入れる量を調整したから、そんなには余っていないよ」とのことで、1枚だけの頂戴となった。

実際の大きさは、タテが21センチ程度、ヨコが15センチ程度の代物である。私がこの職場に来た頃は、もう2まわりくらい小さな紙片だったのだが、1年も経たない内に紙のサイズだけ大きくなった。内容は、最下段の「ホイールの取付状態」が最近になって追加されただけで(だからゴム印になっている)、要するにこの内容の点検票で約15年間過ごしてきたことになる。

見慣れた点検票で、わざわざ記念に持って帰るほどのこともないのだが、何分にも「バスマニアだからバスの運転を生業にした」人間である。だから、記念になるものは許される範囲で何でも貰ってきてしまう。退職まで無事に生きて終えることが出来るかどうかは知らないが、仮に生きていたとして、退職から4~5年経つと結構いい思い出になるかも知れない。

さて、「日常点検」と云うくらいだから、出勤して、まだ点検を終えていない車両に乗務するのなら、必ずここに書かれている項目は点検しなければいけない。そして、必要箇所にチェックを入れ、日付と車号を書いたうえ捺印して提出することが義務付けられている。

私たちは「出勤」してから、「実際に出庫」するまでに最低でも20分の時間が取ってあるが、この点検に慣れて素早くこなしても7~8分はかかる。仮に異常が見つかれば、応急処置をしてもらうか、それが出来なければ代車を用意して貰わなければいけないので、この「20分」との時間もよく調整された時間だなと思う。

夏場はまだいいが、これから向かう寒い季節、特に早朝の点検は辛くなる。まだ外は真っ暗だし、おまけに外気温はマイナスの事だっていくらでもある。先日の記事にしたような指の「あかぎれ」が点検中に傷口を広げることも往々にしてある。

何だかんだ文句を言いながらも、お客さんと自分たちの身を守るために、これからも寒風の中での点検が続くだろう。ペラペラの紙切れ一枚だって、私たちの必死の思いがこもっているのではある。

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コメント

昔は『運行前点検』なんていっていましたね。
エンジンがかかるかとか球切れ等、停まっていて分かるものはいいですが、出庫してからブレーキの効きの甘いのは参ります。
担当車の時は良かったですね~。

投稿: N市のT | 2008年12月 5日 (金) 09時33分

>N市のTさんへ
私も記事を書いていて、あれ、そう言えばいつの頃から「日常点検」って言い方になったっけ?と思っていました。紙片が小さかった時は「運行前点検票」と書いてあったような気がします。

出庫してから判るので一番困るのは、やはりブレーキ関係ですよね。ブレーキテストはしますけれど、かかるかからないかをチェックするだけで、「利きが甘いか適度か」までは、車庫内ではチェックできませんものね。

担当車の件も含めて、今は色々な車種に乗らなければいけないから、神経を使いますよね。疲れに輪をかけられてます。

投稿: N市のTさんへ | 2008年12月 5日 (金) 19時07分

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