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2008年10月16日 (木)

鹿児島本線・熊本近辺撮影旅行

10月10日の夜から14日までにかけて、熊本を中心とした鹿児島本線の撮影に出掛けた。簡単にではあるが、軌跡をご紹介しようと思う。

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10月10日~11日

今回の旅行の目的の第1はこれ。

Dscn1

来年3月のダイヤ改正で、廃止がほぼ決定的となっている九州行きブルートレイン。これに乗りたくて、熊本近辺という撮影地を選んだのでもある。熊本行きの方は「はやぶさ」号で、3連休前だが幸いB寝台の下段が取れた。これで一気に終点・熊本まで行く。

九州行きの夜行寝台も最後だと思うと寝るのがもったいなく、米原到着(0時前後)までは通路側から外を眺めて起きていた。

翌11日。対面の寝台客は小さな子供連れで、7時頃からはしゃいで喧しい。でも意地で、寝台の中から出ようとしなかった。やっと起き出したのは、博多を過ぎたところ、10時半近くである。私が起き出した気配で、対面の客は逃げるように別席へ子供を連れて消え去った。静かになった。

熊本へは11時49分、定刻着。まだ少し名残惜しく、列車の先頭部へ行くと凄い人だかりである。

Dscn2

みんなケータイやデジカメで撮ってる撮ってる。私は「俄かマニア」たちを撮るのが面白くて、そちらに専念していた。

さて、私の切符ではこの先の八代まで行けるので、普通列車に乗り換え八代までロケハンを兼ねながら行ってみる。幸い好天で、撮影する場所をある程度、目星をつけておく。八代で30分ほど昼食を兼ねた休憩をして、すぐ戻りにかかる。第一の目的地は、八代から2つ目の千丁駅。ここから少し八代方へ歩くと、暫定的に九州新幹線の始発駅となっている新八代駅へ乗り入れる「リレーつばめ」号専用の線路と普通列車の線路との分岐点がある。その分岐点辺りを撮ろうと云うのである。途中で側溝になぜかボンタンが大量に浮いていた。何なのだ? 他にも数ヶ所で同じ光景が見られた。

Dscn3

さて、分岐点の後は、小川駅まで戻ってちょっと目星をつけた風景を撮る。駅から大分離れたところが撮影目的地だったので、ゆっくり歩いていたらもう陽が暮れ始めた。帰り際に、線路から少し離れた所でカシャリと一枚。因みに走っているのは「リレーつばめ」号。

Dscn4

19時頃、熊本の宿へチェックイン。外食は当たり前だが、目当ての店が駅前整備開発のため跡形もなく無くなっていた。結局市電に揺られて、市街中心部まで食べに行く。

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10月12日

朝方はちょっと曇り気味。でも雨の心配は無いとのこと。9時前の普通列車で、昨日と同じ小川駅まで行く。昨日とは逆方向に歩くと可愛いハザがあったから、題材にしようと思ったのだ。

Dscn5

ま、こんな感じなのだけれど。

この後、川尻駅付近で撮影し、今度は熊本を通り越して逆方向(博多方面)の西里駅まで行く。この辺り、水田の平凡な風景ではあるけれど、ゆっくり歩くと結構雰囲気があり、いいところだ。コスモスを見つけて水田と一緒に撮影してみたり、小さな川を絡めて撮ってみたり。そうそう、途中でこんな水田を見つけた。

Dscn6

あのぉ、今日って10月12日なんですけど……。

駅から遠い撮影地が多かったので、結構歩いた。疲れたので、少し早目に熊本の宿へ戻る。

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10月13日

幸い今日も朝から晴れている。8時23分の大牟田方面行きで行動開始。初めの目的地は田原坂(たばるざか)駅の東方。この辺り、ちょっと峠になっていて、人家も少ない。田原坂の駅は、一日に何本か普通列車でさえ停車しないのがある。逆に言えば、そういう辺りは「いい景色」が残っている。まあまあの佳景を何ヶ所か撮って、1時間ほどで駅へ戻る。駅は少々人里から離れた位置にあり、おまけに入り口がこんな有様。

Dscn7

雨の日など、足の悪い人だと登れないような急坂の上に駅がある。

次は、「肥後伊倉駅」が目的地。駅自体の雰囲気が良いので、駅ホームが撮影目的地なのだ。これは楽でよい。でも、列車本数が結構あり、それぞれの列車に合わせた構図を考えたら、かなりホームをあっちへ行ったりこっちへ行ったりと忙しかった。予定していた2時間弱があっという間に過ぎる。

この後、玉名駅へ行き、目星をつけていた場所へ行ってみたが、列車から降りると大した景色でもなく、あまりいい写真は撮れなかった。日頃の運動不足がたたって、足の指にマメができ始める。駅に戻って、取り急ぎ絆創膏を巻き付け応急処置。

14時32分の普通列車に乗り、更に北の方へと向かう。長洲(ながす)駅から歩いて25分程度の辺りが最後の目的地。ここも平凡な水田風景だが、色々な自然のアイテムを組み合わせると、それなりに秋らしい景色が撮れる。「リレーつばめ」号と「有明」号の本数がやたらと多く、どちらも同じ型の電車で運転されているから、時折端折る。また「作例」と称してコンパクトデジカメで撮ってみたら、見事に失敗写真が出来上がった。

Dscn8

ちょっと判り難いが、列車の顔が電柱にかかってしまっている。こう云うのを「悪い作例」という。

16時25分頃に通過する「はやぶさ」号を撮影して、写真の予定はほぼ終了。足のマメが痛いので、ゆっくり歩きながら駅へ戻ると、もう17時を過ぎていた。普通列車を待って熊本へ戻れば、程々の時間になりそうであった。

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10月14日

考えてみれば、「鉄道の日」なんだよね。だけど、世間の連休は終わっているし、私も今日は特に撮影の予定は組んでいない。今日は「乗って楽しみながら帰る日」だ。

朝は異例にも6時台に起き、7時25分の列車で隣の上熊本へ。ここから「熊本電鉄」という私鉄が出ている。これに乗って楽しもうと云う訳だが、熊本電鉄のことに関しては、明日、別枠で旅日記を書く予定なので、ここでは省略。

上熊本へ戻り、普通列車でまた初日と同じ八代まで行く。ここから熊本・豊肥本線経由の「九州横断特急」と云うのに乗って、阿蘇の麓を通って大分へ出ようと思っている。スケジュールの組み方がうまく出来なかったので、1時間ほど八代で待つ。でも、3日間結構慌しく写真を撮っていたから、1時間くらいの待ち時間は気にならない。却ってよい休息だ。

駅のアナウンスが入り、ホームへ入る。程なくやってきた列車は、時刻表に載っていた2両ではなく、3両の編成。

Dscn9

昨日までの3連休中もずっと3両で運転していた。それだけの需要があったのだろう。でも、流石に連休明けだと、自由席でもガラガラ。敢えて「元グリーン車」だった車両に腰をかける。

朝早く出た熊本まで戻ると列車の進行方向が変わり、豊肥本線に入ってゆく。阿蘇山の麓を、スイッチバックも交えながら走り抜けるので、乗り甲斐がある。改めて通して乗ってみると、阿蘇の外輪山を抜けるのに結構苦労しているのがわかる。スイッチバックもそのためにあるのだ。ディーゼルカーの特急だから、エンジンの音を聞いていればどこまでが上り勾配なのかもよく判る。結局は「荒城の月」で知られる豊後竹田までが、長い上り勾配なのであった。

三重町、中判田と徐々に大分の通勤圏に入り、14時27分大分着。

ここからは、特急「ソニック」と新幹線を乗り継いで帰るだけだ。折角の九州なのでもう一日くらいゆっくりしたかったが、今は職場がパニック状態で、4連休を貰うのもちょっと気が退ける状態なので仕方がない。

帰りの新幹線に乗っているうちに、いつの間にか雨になっていた。珍しく今回は、14日の朝の小雨を除いては好天に恵まれた。たまのお出掛けに、こういうお天気具合は理想的である。天気の神様に感謝。

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コメント

「はやぶさ・富士」も廃止前に乗っておきたいと思っています。
九州も秋の風情でいいですね~。

おじさんはM野E一とA山M生等から逃げ切って、久々の週・公と連休ですが、疲れきって何もやる気がおきません。
昨日M見町でT爺さんに久々に会ってホッとしました。相変わらず、あちらこちら出撃計画をしているようです。
たまにはグズラハウスで一杯やりたいですね~。

投稿: N市のT | 2008年10月18日 (土) 10時46分

>N市のTさんへ
ここ2年で、九州と四国の秋を初めて体験してきました。感じたことは、都会でないある程度の田舎なら、秋はどこでも中々の風情になるのだなということです。
柿の実やコスモスの花を見て、悪い気はしませんよね。

じ○やく連中から逃げ切っての連休、ようございました。ゆっくり羽を休めてください。
私も今日の公休日、殆ど何もやる気が起きずに、ぼんやり寝転がっているだけです。もういい加減にして欲しいですよね。

>たまにはグズラハウスで一杯やりたいですね~。
年度が変わって皆が落ち着いたら、是非やりましょう。

投稿: N市のTさんへ | 2008年10月18日 (土) 17時57分

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