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2008年10月 8日 (水)

煙が「体中」にしみる

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スモーカーの方には鬱陶しい記事かも知れないが、私は大のタバコ嫌いである。30代の頃は別にここまでの嫌煙家ではなかったのに、40代になって俄然ダメになった。

そもそも、高校生や大学生の頃、大体の方がタバコに手を出してみると思われるのだけれど、私は高校時代は1本も吸っていない(酒には興味があったが)。高校を卒業して、今日までの我が人生で、タバコを2箱消費しただろうか? 怪しいところだが、そんな程度。

私に対して父親は大変なヘビースモーカーで、77歳の現在でも2日で1箱は消費しているようだ。年齢的に言えばこの量、ヘビーの部類に入ると私は思う。それも、銘柄はピースだ(缶ではない)。親父に言わせると「マイルドセブンなんて、たるくて吸っていられない」そうな。

こんな父親からどうしてここまでのタバコ嫌い息子が生まれたのかも疑問なところだ。敢えて理由を考えると、父の愛煙振りを嫌った母親が、私を厳しく監視したこともあるとは思う。高校を卒業してしまうと、実質タバコに関しては解禁されたも同然の状態になる。そんな頃、母はくどい程「タバコだけは止めてよ」と言っていた。言われなくとも金の無駄遣いになりそうなタバコには興味なかったし、そう、そもそもタバコを買うほどの経済的余裕も無かった。金が手に入れば殆どを国鉄に乗車料として寄付していたような、ヘビートレイナー(trainer)だ。(←そんな英語、あるのかね?)

吸わないままで人生を通していると、段々煙が鬱陶しく思えてくる。20代、トラック乗りをしていた頃は、周りが皆吸っていたし、そう云う環境で別に気にならなかった。一方で、世の中に「嫌煙権」なんて言葉も出るようになって、徐々にタバコを吸う人たちが窮屈な思いをさせられるようになってくると、自分の嫌煙も度合いを増してきたのじゃないかと思う。する内、飲食店や列車の車内などでも禁煙を謳う場所が増え、益々自分の嫌煙は酷くなっていったのだろう。

そして、気付いた頃にはもうすっかり煙が嫌になってしまい、今では職場の待機室などにもあまり寄り付かない。待機室は煙の集積場所だからだ。一人住まいで父親のタバコから逃れられたのも、40歳の時だった。いや、父親のタバコから逃げるために、こちらで一人暮らしを始めたと言っていいくらいだ。

幸い、今ではタバコを吸わなくても結構モノを言える世の中になった。年齢の加算と共に、私はもっともっとタバコ嫌いになっていくだろう。それこそ、友達を失うくらいに。

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魚澄庵の暮らし」カテゴリの記事

コメント

私も学生の頃は吸ってたけど、社会人になってやめたなぁ。。
吸っている時は、吸わないと気が治まらなかったけど、本当は吸うと調子がよくなかったんだよね~。
タバコやめると本当にご飯が美味しくなった♪

そして、今は同じように煙は大嫌いです。

投稿: まる | 2008年10月 8日 (水) 07時27分

私も親父のタバコにはつくづく参りました。
若い頃は缶ピースそれからハイライトになって最近までセブンスターを吸っていました。
冬の北海道は部屋を閉め切ってストーブをガンガン炊くので、部屋の中は紫色の煙で充満し、息苦しく洗濯物は臭くなるは大変でした。

その親父も最近風邪をこじらせて咳がひどくなり、大変な目に遭ったので止めました。
今は実家の空気が奇麗なので、帰省した時もクシャミや鼻水が出なくなりました。

投稿: N市のT | 2008年10月 8日 (水) 10時19分

>まるさんへ
そう言われてみれば、まるさんって学生時代は「吸ってた派」でしたね。おっちゃんやマ○タ様も吸っていたし、結構周りは煙に囲まれていたなあ。でも、当時はちっとも苦にならなかったですね。

よく言われるように、やっぱり止めるとご飯が美味しくなりますか!
でも、今度は「メタボ」の爪が私達を狙っています。お互いに気をつけませう。

投稿: まるさんへ | 2008年10月 8日 (水) 23時08分

>N市のTさんへ
Tさんのお父上も、結構なヘビーだったようですね。
そうそう、北海道って不思議なことに、冬は部屋の中が暑いくらい暖房を焚きますよね。閉め切って、Tシャツで過ごせられるくらいに。
その中で紫煙状態とは、さぞかし大変だったでしょう。今時になって何ですが「ご苦労様でした」。

私は実家が隣だからそれ程「帰る」感覚はありませんが、父も歳ですから、大気汚染に加担していることをそろそろ自覚して、クリーンな実家にして欲しいものです。

投稿: N市のTさんへ | 2008年10月 8日 (水) 23時20分

お久しぶりです。ちょっと病ってました。
たばこ私も嫌いです。煙がもともと嫌いで。せきがでるので。
祖父も父も愛煙家だったのですが、私が小さい頃2人とも
体調を崩すことがありやめました。
ただ母方の祖父がヘビースモーカーで、タバコ嫌いな私は
「私がいる時は、たばこ吸うのやめて!」と祖父に渇!
幼い孫に言われたのがきいたのか、私がいる時は吸わないようにしてくれました。今思えばよく我慢してくれたと思います。

投稿: ゆう | 2008年10月14日 (火) 11時28分

>ゆうさんへ
まるさんのブログでも時々書いておられますが、体調があまり優れないようですね。少し私の現状や経験などもお話してみたいと思いますので、時間がある時に、ゆうさんのブログにあるアドレスにメールしてみますね。鬱陶しければ無理に読んで頂かなくてもいいですが。

タバコは「百害あって一利なし」と言われます。でも、吸う人にとっては吸わない人が「青臭く」感じるそうです。
ヘビースモーカーのお爺様、よくぞ我慢してくれたものですね。やはり可愛い孫の渇!には勝てなかったのでしょう。

日本ではこれだけ嫌煙家が多いのだから、いっそタバコは禁止にしてもらえないかなあ……。

投稿: ゆうさんへ | 2008年10月15日 (水) 22時45分

わたしも
わたしもー!
今は、分煙されているので、職場でも、快適に過ごせますけど、それ以前は、お昼休みになると、紫煙の帯が休憩室の中ほどに漂っていて、ウンザリでした。

とは言うものの、わたしも以前は、吸っておりました…
というのは、飲み会などの時の手持ちぶさたを解消する為でした。
(お酒は、弱く、つまみを主食にする訳にもいかず…)
呑みにも行かなくなった、と言うか、煙草が存在する場所は、わたしのいるべきところでは無いと悟った、ここ数十年は、年々煙草の煙に敏感に反応し、煙の無い場所ばかりに赴く小学生さながらの暮らしをしているのでした。

(*^_^*)

投稿: るふるん | 2012年4月28日 (土) 18時53分

>るふるんさんへ
ご同感頂けて、嬉しく存じます!
今は分煙化が進みましたよね。この記事を書いた頃より、私共の職場も分煙化の度合いが進みました。
それでも運ちゃん業の私共の職場では、まだまだ煙草好きの方が多くいます。中々分煙は徹底しません。

意外なのは、男性女性に関わらず、以前は吸っていた方が多いこと。禁煙するのは大変難しいと聞いているのですが、案外、止められる方はすんなりと止められてしまっているようなのです。
一旦止めると、現在の私と同じように煙が気になるものらしくて、結構毛嫌いされる方が多く居られるみたいですね。
私も「小学生さながら」です。今でも煙草が吸える職場の待機室には、滅多に寄り付かないままなのです(苦笑)。

投稿: るふるんさんへ | 2012年4月28日 (土) 22時03分

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