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2008年9月23日 (火)

特急「やくも」、受難の時代

今日・明日と有難いことに連休となった。そこで今日は

Dscn

(名古屋駅地下街)と、

Dscn_2

(名古屋の中心街・栄。因みに写真は栄のシンボルのテレビ塔)へ出掛けた。何れも自分の趣味に関する買い物のためである。

さて、と。本題に入るのだが。

JRの特急に「やくも」というのがある。国鉄時代から引き継がれているもので、現在の運転区間は岡山~伯備線経由~出雲市となっている。最近、陰陽連絡列車として見直されてきたために利用客も増えているが、一時期、利用客減で短編成化された悲惨な時代があった。その頃の写真を3枚ほど、ご披露しようと思う。

Img1

日野川の渓谷沿いを走る、僅か3両の「やくも」。塗装は国鉄時代のオリジナルだが、この形式の電車が3両で営業運転されたのは、この時期だけである。そこまで利用客が落ち込んでいたのだろうか。尚、最低限の編成なので、グリーン車さえ連結されていない。

Img2

これは、グリーン車込みの4両の姿。撮影した場所は、布原と云う信号所(列車のすれ違いのために停車するだけで、原則として客の乗降はさせない施設)の付近で撮ったもの。JRになってから、布原はごく一部の普通列車だけ客の乗降をさせるようになった。とは言え、それは一日4往復程度の列車だけの話で、この写真を撮るための行程を組むのには苦労した。

余談だが、この布原付近は勾配が結構あり、蒸気機関車時代はデゴイチが3重連で貨物列車を牽いたりもした。そのため、SLファンでこの辺りのことをご存知の方も多いはずだ。

Img3

列車のカラーは全く異なるが、上二枚の写真と全く同じ形式で運転された「スーパーやくも」。「やくも」の停車駅を減らして高速で走らせるバージョンなので、列車名に「スーパー」をつけ、塗装も変えたもの。2時間に1本程度の「スーパーやくも」だけは6両で運転され、この写真の反対側の先頭車は、展望席付きのグリーン車となっている。

何れも10年ちょっと前の写真で、「やくも」号にとって最も受難の時代だったと言える。この後、「3両や4両では乗り切れない」と客からのクレームが相次ぎ、数年で全ての「やくも」が6両に戻された。また、「やくも」と「スーパーやくも」の停車駅がそれほど変わらないこともあって、列車名に「スーパー」を冠するのもやめられた。それに伴い、このパープルカラーは順次廃止になり、白地にグリーンの塗装に順次切り替えられていく。

最近になってまた、「やくも」の内外装をリフレッシュしようと云うことになり、塗装が変えられつつある。同じ名前の列車で、こうも転々とカラーが塗り替えられる特急も、どうかと思う。「やくも」号としてのイメージにもつながらないし、親しみも持たれにくいと思う。

JRになってから、盛んに外面の塗装を塗り替える例があちこちで見られるが、地域のカラーとして親しみが持てるように、一度決めた塗装はあまりコロコロ塗り替えない方がいい。塗装代だってバカにならないだろう。

もっと言えば、国鉄時代のように「この形式はこの色」と決めてしまってもいいと思う。国鉄の塗装は、全国津々浦々同じ形式なら同じ塗装であったが、それで不評を買った話は聞かない。それだけ、多くの人に受けのいいカラーリングを選んでいたということでもあろう。

JR発足から20年。無闇矢鱈と塗り替えるのも、そろそろ終わりにされては如何なものか。

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コメント

SL時代に布原信号場でD51三重連を撮影したかったです。

最近は国鉄車両もJR各社・各支社によって同じ形式でも色々な塗装になっていますね。
どれもあまりパッとしませんね。
やはり国鉄色がいちばんですね。

投稿: N市のT | 2008年9月24日 (水) 21時55分

>N市のTさんへ
国鉄時代のカラーって、本当によく選ばれたいい色が揃っていたと思います。かの湘南カラーにしても、6つの候補から絞り込んだものだと雑誌で読んだことがあります。

JR各社のカラーを出したいのは判りますが、それならそれであまり何度も塗変をしないで欲しいとつくづく思うおっさんであります。

投稿: N市のTさんへ | 2008年9月26日 (金) 01時21分

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