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2008年9月11日 (木)

一昔前の境港線

ふとしたきっかけで、何年か前の9月に境港線を撮影に行ったことを思い出した。比較的爽やかな気候で気分よく撮影したなと思いつつ、当時のネガを探してみた。

意外にも1996年の撮影と、思っていたよりも昔のことだったけれど、「十年一昔」とも言う。そこで、一昔前の境線の情景を、ちょっとだけご披露しようと思う。

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ビニールハウスの鉄骨の向こうを行く「ヨット列車」。当時は境港線に4種類のイラスト列車が運転されていて、その内の一つである。

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これは、元祖「鬼太郎列車」。写真が小さいので判り辛いが、かの「ゲゲゲの鬼太郎」とそれに関連するキャラクターのイラストが描かれていた。境港線の終点・境港市は「鬼太郎」生みの親、水木しげるさんの出身地。そのことから、妖怪漫画の鬼太郎が列車のイラストになるまで成長した。

因みに、現在では境港市と境港線の運営母体のJR西日本、それに作者の水木しげるさんがタイアップして、境港の街は「水木しげるロード」など様々な鬼太郎関係のキャラクターで街づくりが行われている。また、境港線の方は、昼間は原則として鬼太郎列車・ネコ娘列車・ネズミ男列車の3両が交互に運転され、駅にもそれぞれに「一反もめん駅」など鬼太郎関係のニックネームが付されている。

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再び12年前に話は戻るが、現在は朱色一色に塗られている客車改造のディーゼルカー・キハ33型が、当時は「おさかな列車」「水鳥列車」のイラスト列車として境港線で活躍していた。これは見ての通り「おさかな列車」の方。小さな向日葵の花の向こうをのんびり走っている。自ら「おさかな」を称する私にとって、大変親しみの持てる列車であった。

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これは、大篠津駅の風景。現在では隣接する米子空港の関連で駅の位置が移動している。また、駅名もズバリ「米子空港」に変更されている。写真の信号機をよく見て頂くと気付かれるかと思うが、空港に発着する飛行機のために、ここの駅では信号機の高さを低めに抑えていた。

こうして振り返ってみると、一ローカル線に過ぎない境港線だが、「一昔」前とは色々変化があるなと思う。それとともに、この線を撮影に行ったのがつい最近のように思っていたのが、思いの外時間が経っていることにもちょっと吃驚している。形あるものは、時間が経てば何らかの変化がある。仕方ないことだが、でもたった12年前が懐かしく思える。

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コメント

境線も国鉄時代以来行っていないので行ってみたいと思っています。
キハ40のタラコが走っているので撮影したいです。
九州や四国には足が向くのですが、なかなか山陰は縁がないです。
11月に松江~京都間にDD51+14系客車が走るので、それに引っ掛けて乗りに行きたいと画策しているのですが、「抵抗勢力」の攻撃に合うのは必至で悩むところです。

投稿: N市のT | 2008年9月13日 (土) 20時31分

>「抵抗勢力」の攻撃
Tさんの表現方法はいつもユニークなので、笑えます。

洗濯とアイロンがけで泣いているおさかなですが、逆に言えば自由に空を飛べる鳥なので、その辺り、コメントの書きようが難しく思えます。
ところで肝心なタラコのキハ40は、境港線では朝夕のラッシュ時しか原則走りませんので、ご留意されますように(ご存知とは思いましたが、念のため)。

投稿: N市のTさんへ | 2008年9月14日 (日) 01時06分

その,ピンクのさかな,通称タイ列車のデザインをした,
当時松江市の大学生だったりょーすけというものです.
現在は都内某鉄道会社で車掌をしております.
鉄道好きの知人経由でこのブログを紹介されて見に来ました.
消えてからかなりたった今になっても,このように取り上げていただけるのは,
本当に嬉しい限りです.
このデザインは,
それまで走っていたメダカをモチーフにした青いおさかな列車が配転で居なくなるとのことで,
やっぱり境港といえば魚だろうと思い,連子鯛をモチーフにデザインしました.
本当はキハ40をイメージしてデザインしていたのですが,工場出場の関係で33になり,
更に正面の魚はもっと大きかったのですが,扉の関係でちいさくなりましたが(笑)
本当に,よい記念になりました.
もしよければ,これからも時々思い出してやって下さいませ.
ではでは,突然失礼いたしました.

投稿: りょーすけ. | 2008年12月 7日 (日) 16時24分

>りょーすけ.さんへ
はじめまして。ご来訪並びにコメント、有難うございます。

そうでしたか、かの「タイ列車」の生みの親でいらっしゃるのですね。そして現在は、鉄道の車掌さんをされているとのこと。きっと、私の様に小さい頃からのレールファンなのではと想像しております。

あのタイ列車に描かれていた「タイ」の絵が、私が名乗っている「おさかな」の元となった、自家製の漫画のおさかなと、かなり形が似ているんですよ。それで余計、タイ列車のことはよく覚えているのです。

境港線は、民営化後早くから、様々なイラスト列車が走ることで有名になりましたよね。私は、国鉄型気動車の様々な塗装を自分で写し集めることも撮影旅行の目的になっておりまして、その一環という意味合いも含めて境港線を訪れました。雑誌で見たタイ列車やヨット列車などを実際に目の前にして、形式写真的なものも存分に撮れたので、この時の旅行のことはよく覚えています。

タイ列車誕生秘話などもお知らせ頂き、大変嬉しく存じます。

「鉄」専門ブログではないので、他のネタも色々混じっておりますが、気が向かれましたらまたお越し下さいませ。心よりお待ち申し上げております。

投稿: りょーすけ.さんへ | 2008年12月 7日 (日) 22時13分

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