秋の函南駅周辺
最近、体が疲れ気味なので、今日はちょっと一日休ませてもらうことにした。10日程前に休暇を受け付ける係に「一日休める日がありませんか?」と訊ねたら、それが今日だったのだ。3号勤務のしんどい日がパスできて、シメシメ。
それで、昨晩の内に出来ることは極力こなしておいた。いつもの洗濯、アイロンがけに始まり、書かなければいけない手紙、打つ必要のあるメール、ちょっとした部屋の整理、等々。寝ようとしたら時計の針が3時を指していた。
そんな行状から、今日は何と昼の1時まで寝ていた。11時頃激しい雨音で起こされたが、また布団にもぐりこんで、1時くらいに「ワラビ餅売り」のスピーカーでやっと本当に目が覚めた。
さて、いつものように前置きが長くなった。今日は昨年撮影した、函南(かんなみ)駅周辺の景色を3枚ほどご披露しようと思う。9月の中ごろ、三島を中心をした東海道本線を撮りに行った時のものの一部である。
思い切り自分好みの写真であるが、夕方、かなり陽が西に傾いた時に撮った一枚。函南駅ホームの西端から撮影している。
夕景は刻々と光線状態が変わるから、うまい時間に列車が来てくれないと思い通りの絵が出来上がらない。2分ずれれば大失敗に終わる事だって往々にしてある。それにこの絵の場合、私は去っていく電車のテールライトを引き立たせたかった。つまりこちらへ向かってくる列車では駄目だったということ。
諸条件をクリアして、「夕刻列車」の写真の出来上がり。
すっかり日が暮れて、駅標だけが目立つホームに帰り人が一人ポツリ。函南駅は鉄道ファンにはよく知られた駅であるが、実際に行ってみると辺りは人家も少なくひっそりした駅だ。こんな時間にこんなホームで列車を待っていると、何か人生の落伍者にでもなったような気持ちになる。
写っている方が人生の落伍者ではないけれど、この写真の後、ホームで帰りの電車を待った私は完全にその気持ちであった。
これは、翌日の朝に撮ったもの。今度は駅ホームの東端から撮っている。向こうにぽっかり口を開けているのは、東海道本線の熱海~沼津間短絡の最重要ポイント・丹那トンネル。昭和9年12月、当時としては日本一長いトンネルとして開通し、以後も日本の最重要幹線・東海道本線の流通を支えている。走る列車は色々変わっているが、トンネルはいつでもずっしり、彼らを眺めている。トンネルの「ボス」的存在と言ってよかろう。
地味なようで結構面白い駅ってあるものだ。函南は、そんな駅の一つだと私は思っている。
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コメント
うまい時に休めましたね~。
こちらは11連投の2日目が終わりました。今日・明日・明後日と中休です。疲れますね~。
函南は味のある駅ですね~。
写真のおじさんのようにベンチに腰掛けて、ノンビリボーッと列車を眺めていたいです。
投稿: N市のT | 2008年9月21日 (日) 22時28分
>N市のTさんへ
また11連投ですか。G車庫は生き地獄のような……。
さておき、函南は東海道本線の中でも、珍しく味のある駅だと思います。私が思いつく範囲では、柏原駅かここか、どちらがボーっとしているのにいいかなと云う感じです。
こんな駅を思い起こすと、少しは心に余裕が生まれそうです。
ついでレスで済みませんが、お送り頂いた音声、拝聴いたしました。ご実家の前でああいう音が録れる環境だったなんて羨ましい限りです。ご実家は宝の山?!ですね。
投稿: N市のTさんへ | 2008年9月22日 (月) 00時01分