2014年8月27日 (水)

笠寺へ、ちょい撮り

先日、名古屋市内の東海道本線・笠寺駅へ、ちょいと貨物を撮りに行った。

笠寺は小さな駅だが、貨物列車運行上は比較的境目になる駅で、少なくとも昼間の貨物列車は全てがここの駅で停車する。15分おきに走る快速や新快速に抜かれるためもある。そんな笠寺駅の午前中を中心に、ちょっとお伝えしようと思う。

Dfa_0369仙台から広島へ向かう5085レ。笠寺へは9時半頃に到着する。桃太郎のトップナンバーが牽引してきた。

Dfa_0379「赤ホキ」と呼ばれる石灰石運搬列車の空車回送。元々は笠寺から分岐する名古屋臨海鉄道から出線されたもの。ここで機関車だけJRのものに付け替えて、大垣の向こう・美濃赤坂へと向かう。

Dfa_0389「赤ホキ」の横に、上りの1550レが入ってきた。9時53分に入線し、大府(東成岩)へ向かう間に、笠寺でコンテナの解結をする。牽引機のEF64がその任に当たる。これは「やわやわ」の状態。

Dfa_0395EF64が連結されたら、少しだけ前へ移動する。誘導員の方が乗っているのが判る。これで、1550レは発車の10時47分を待つ。

Dfa_0398先程から左側に停まっていた「赤ホキ」の8785レが発車する。定刻、10時08分だ。

Dfa_040510時54分になると、今度は上りの赤ホキがやってくる。この列車もここが終点で、ここからは名古屋臨海鉄道に乗り入れて名古屋南貨物ターミナルまで行く。

Dfa_04188785レ、赤ホキに名古屋臨海のDD重連が連結された。あとは11時21分の発車を待つだけ。

Dfa_0430tle時刻表では12時06分となっている「トヨタロングパスエクスプレス」が、少し早めの12時00分に到着してしまった。入線を撮ろうとしていたのに、撮り損なってしまった。笠寺駅に着いた、ロングパスのコンテナたち。

Dfa_0436tle1上の「TLE」は、専用列車ではなく、名古屋貨物(タ)発の2050レに併結される。誘導員が無線で2050レ乗務員に伝えている。「あと、30m」。

Dfa_0441tle22050レがTLEに接近している。誘導員が「あと、2m」と無線に向かって喋っている。

Dfa_0457tleTLEを併結した2050レが、盛岡(タ)に向けて出発していった。この日はダイヤが正確で、12時34分の時刻通り。

Dfa_0466tleこれこそ本物のTLE。前夜に盛岡(タ)を出て、笠寺へ13時16分に到着する。青一色のコンテナが綺麗だ。

Dfa_0475tle今入ってきたTLE編成の逆側に、名古屋臨海のDDが連結される。この列車もJRの上では笠寺が終着だが、名古屋臨海の名古屋南貨物(タ)まで入って行く。  
Dfa_0485tle笠寺へは僅か16分の停車で、さっきのTLEが名古屋貨物臨海へと入っていく。細かい作業がてきぱき行われているのが判る。

こうして、笠寺駅の作業は粛々と行われていく。この日は暑くなってきたのでこれで帰途に就いたが、涼しくなってきたら午後の部も撮ってみたいなと思っている。




















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2014年8月 8日 (金)

爆笑迷惑メール

先日、迷惑メールが届いた。

よく眺めていると、笑えてしまったのだ。

Dscn4543「アマゾン」ではない。「アモゾン」である。そんな所、別に利用してないよ(爆)。

更に、「配送情報は下記のURLにて……」と書いてあるので、クリックしてみた。ら、こんなのが出てきた。

Dscn4542別に何も応募していないのに、「ご当選されました!!」とかって、高島屋の商品券らしきものが写っている。

何しろ、「アモゾン」の利用で当選した代物である。あの商品券は、ひょっとしたら「高屋」のものではなく、「高屋」の商品券ではなかろうかと思っている。

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2014年8月 1日 (金)

輪留め

最近の車庫の様子。

Dscn69911特にどうという事はないかも知れないが前輪の下に注目して頂きたい。

オレンジ色のものが目立つと思う。

Dscn69902言うまでもないかと思うが「輪留め」である。春から、職場では車庫などで駐車する際、輪留めが義務化された。

他の場所での短い停車の際は略する場合もあるが、基本的に義務化されてしまった。

元々はと言えば委託先のある車庫の運転士が、大変愚かな行為に出て、無人のバスを発進させてしまったことに起因する。だが、運転士にとって手間は手間だ。

何か一つある度に、締め付けが厳しくなる。こうした悪循環はいい加減にして欲しいなぁと思う。

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2014年7月25日 (金)

セミさん文月

私の好きな「佐々木好」さんの歌に『カニさん卯月』ってのがあるので、タイトルをちょっと真似させて頂いた。

さて、先日、珍しく実家から「たまにはこちらで夕食でも食べなさい」と言われたので、隣の実家へ行った。そしたら、縁側の前にこんなのが落ちていた。

Dscn73861セミの抜け殻ではない。まだ中身の入ったセミである。強いて言えば「セミの幼虫」だろう。

父に「お~い、こんなのがいるよ」と言うと、父も笑って「そりゃ珍しいな。まぁ、そっとしておいてやれ」と言う。実家はある程度、緑があるので、こんなのが居ついたのだろう。私もセミをお陀仏にする理由はないので、そのままにしておいた。

食事を終え、実家から戻ろうとすると父が「あれ、もう、いないな」と言った。チョッと見にはいない。私も「そうだね」と言って、自分の家へ歩き出した途端に危うく踏みそうになったが、奴はまだいた。何と、

Dscn73872ひっくり返ってしまって、もがいていたのだ。可哀想になったので、「ほれ、頑張って親ゼミになりなさい」と元の格好に戻してやった。

母によると翌日、奴はセミの抜け殻を残して、夏の大地へ無事に飛び立ったらしい。

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2014年7月19日 (土)

バス停間

私共の職場の、とあるバス停。6~7mの間隔を空けてバス停が2つ並んでいる。

Dscn69971手前は

Dscn69982このように「蓬来(よもぎ)小学校」と云うバス停だ。で、奥の方だが、こう書いてある。

Dscn69993ただ単に降車停と書かれているだけだが、これは前者の「蓬来小学校」の降車停ではない。この降車停の

Dscn70004(と言っても写真を拡大頂いても判らないが)交差点の向こうにある「若葉台」というバス停の降車専用停である。若葉台は車庫への最寄停のため、車庫へ帰る車は若葉台で運行を打ち切る。ところが本停とは逆の方向へ向かってこの降車停で客扱いを行うため、こんな不思議な現象が生じている。

同じ会社のバス停同士で、こんな短い間隔で異なる名称のバス停があるケースは大変珍しいと思う。もし、そういうケースをご存知の方がおられたら、どなたかご教授くだされ。

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2014年7月13日 (日)

313

過日乗り合わせた車両の番号を確認したら、こんなのだった。

Dscn7239313元々、313系っていうJR海の電車だ。それの関西線などへのワンマン対応車1300番代で更に13号車なのでこんなことになった。

珍しい番号と言えば、大分以前、こんな番号を見たことがある。

Imh0561111993年の写真。上の写真と同じ名古屋駅で撮ったもの。ここまで揃うと立派である。因みにクハ111には1111番車も実在したが、残念ながらそれは見れずじまいだった。

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2014年7月 6日 (日)

松本電鉄往復記

最近あちこちの地方鉄道を冷やかしているのは、以前書いた通りだ。

その中でもちょっと古いネタだが、6月中旬に赴いた松本電鉄について触れてみたい。尚、松本電鉄は現在「アルピコ交通」と社名を変更しているが、乗車券類にも松本電鉄の名が残っているので、敢えてそちらの名前を使うこととする。

会社名の通り、松本電鉄の始発駅は松本駅だ。JRと共用になっている改札機を通ると、一番奥の更に端っこ、7番線が

Dscn7045松電の乗り場になっている(正式には松電上高地線なので、案内にもその文字がある)。改札が共用なのの経緯は知らないが、券売機の切符の台紙もJRのものと共用になっている。

Dscn7047jr然も、券面左上にはJR東日本を示す「□東」の文字が入っている。何かJRにのっとられた線路のようだ。

やって来た電車はこれ。

Dscn70485000誰が見ても「京王のお古だな」とわかる形状だ。沿線には「淵東(えんどう)」駅と「渚」駅があるのを文字って、鉄娘に「えんどう なぎさ」ちゃんが採用されている。

Dscn7049世の中には上手に可愛い女の子を書く人がいるものですなぁ。これが当の「淵東なぎさ」ちゃんで、同鉄道のシンボルキャラクターになっている。

発車まで時間があるので、少々、車内外を徘徊してみる。

Dscn7052きちんとサボが準備されている辺りは流石と思う。普通は前後の方向幕だけで済ませそうなところだが。

Dscn7054車内銘板。製造は東急車輛になっているが、改造は元・親元系列の京王重機になっている。それにしても昭和41年製とは古い車両だ。

Dscn7055天井の扇風機。これは京王独特のスタイルと思われ、今年4月に乗った上毛電鉄(同じく、元京王車両を使用)でも全く同じ形が見られた。

時間を待って発車すると、すぐに次の西松本に停まってしまう。概して駅間距離は短いようで、これは地方私鉄にはよくあるパターンと思う。

松本から15分ほどで新村で、ここには車両基地がある。

Dscn7059予備の1編成と、その左隣には元東急の「青ガエル」の姿が見える。青ガエルは以前はここの鉄道で使われていたものらしく、地元の有志の方が元のカラーに戻して、保存・整備に当たっているという。

終点の手前に、例の淵東(えんどう、表記上は「渕東」)駅がある。

Dscn7060淵東なぎさちゃんがお迎えしてくれる。始発から2つ目の「渚」駅でもこうだった。

更に2分ほど走ると呆気なく終点の新島々へ着いた。

Dscn7062ここでも予備の1編成が待機していた。線路はここから先に向かって、更に奥へと延びている。

Dscn7063調べてみると、1985年か86年かに大水害でもう一つ先の島々まであった路線を、廃止にしているらしい。一駅でも廃止になっているのは残念だ。駅前には、その旧の島々駅舎だけが保存されていた。

Dscn7075こじんまりとした終点だったようだ。

さて、駅前のバスターミナルでは、電車の到着に合わせて松電のバスが2本発車するようにダイヤを組んでいるらしい。一本は上高地・乗鞍高原行き、もう一本は白骨温泉行きである。

Dscn7064既に梅雨に入っていてこの日は客が少なかったが、夏休みなどは賑わうのだろうと思う。バスターミナルに隣接してバス車庫もあった。

新島々では電車を2本見送った。発車シーンなどを2枚。

Dscn70661
Dscn707222枚目のホームからの写真は、駅員さんに許可を頂いて撮った。この線はワンマン運転が基本なので、余分な客はホームには入れてくれないらしいのだ。ちょっと写真を撮らせて欲しいのだが、と頼むと気よく入れてはくれたが。

近くのコンビニで昼食を仕入れて食べ、戻りにかかる。

帰りの電車で気付いたのだが、ワンマン運転原則、無人駅原則なので、運賃箱には2両連結の運転士すぐ後ろの料金箱へ料金を投入する。料金箱にはちゃんと

Dscn7082どちら行きの時に使う運賃箱かが明記してあった。結構細かい配慮だなと感心した。

かくして梅雨時の松電を、3時間くらいかけて堪能してきた。都会のような煩雑な路線ではないので本数は少ないけれど、結構こう云う電車に乗ってみるのも面白味を感じている。

5月の末にこっそりと上田交通別所線と長野電鉄にも乗ってきたので、これで長野県の鉄道も完乗したことになるかな。ちょっとずつこうした県が増やしていければいいなと思う。

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2014年6月23日 (月)

ちょっと実験

「実験」とは変な表現だが、最近、JRも乗りつくしてしまって、時間があると地方私鉄を冷やかしたりしている。それで、私鉄全線も乗ろうかどうしようかちょっと迷っているのである。

で、どうしようかと思いながら、取り敢えず手近な近鉄線で自分を試してみようと云う気になったのだ。名古屋から出発して特急で大阪難波へ出、そこから近鉄奈良線で奈良へ、そして更に京都線で京都へ出てJR在来線で名古屋へ帰る、との案が日帰りでできることがわかった。そこで、一度それらに乗ってみようとの気分になったのである。退屈するか否かと云うことだ。

朝、9時前に近鉄名古屋駅へ行って、9時半の難波行き特急券を所望した。すると意外にも満席だと言われ、次の10時発でも残り8席だと言われた。仕方ないので、10時発の特急「アーバンライナー」で、まずは大阪難波へ向かうことにした。

Dscn7090ul先頭形状はあまり格好いいとは思わないが、大阪へ急ぐなら、新幹線以外にこれしか手段がないから仕方ない。

それでも乗ってみると快適で、少し雨模様の中を快速で飛ばす。今まで通ったことのない線で大阪へ向かうのも面白い気がする。2時間弱で大阪難波へ着くのだが、結構退屈しなかった。

Dscn7091記念にこんな写真を写して、簡単な昼食を済ます。現在、地下の難波は阪神電鉄と相互乗り入れをしているので、駅名標はここで終点のようには見えない。

さて、ここからまたもや近鉄で奈良へ向かう。難波からは急行で40分かからない便利さが近鉄にはある。発車案内を見てみると

Dscn7092ちょっと蛍光灯で光ってしまっているが、12時31分の急行があるらしいので、それで行ってみることにする。セミクロスシート車が連結されていないか期待したが、オールロングシートの編成であった。

小雨は止み、薄日がさす中、あっという間に奈良へ行き着いてしまった。私は知らなかったのだが

Dscn7093近鉄奈良駅って、地下なんですなぁ。知っているつもりで知らないことが、私鉄には多くあるようだ。もう一枚、記念撮影。

Dscn7094ここは、正真正銘行き止まりになっている。奈良へ来たら、必ずUターンしないと別の方角には行けない訳だ。

次は京都へ向かうのだが、京都行きの直通は30分に1本の急行しかないらしい。待つのもつまらないので、2つ後戻りした大和西大寺まで行き、そこから京都線の普通電車に乗ることにした。西大寺へ戻って来たのも、また、ロングシートの編成だった。

でも、見たことのない景色で京都へ行ってみるのもこれまた面白い。何でもない田圃の景色も新鮮に見えるし、そればかりか高圧鉄塔一本とって見ても、何となく新鮮に見える。ロングシートはそんなに気にならなかった。

1時間少しで、京都へ到着した。京都では近鉄は新幹線の高架下、JRの在来線の隣がホームになっている。

Dscn7096無事に乗り終えた電車を見送って、JRのホームへと赴く。ここからは新幹線に乗らなくとも、在来線の新快速などで今日のうちに名古屋へ戻れる。急ぐことはない。

いつもはJR線で来るホームから、特急の「はるか」などを見て、

Dscn7097ああ、違うルートでも確かに京都へ来ているのだなと実感する。

日の長い時期なので、明るい内に自宅へ戻ってきた。こうしてみると私鉄乗りも結構面白い気がする。関東・関西圏の鉄道全部に乗れるかどうかは判らないが、まずは近鉄などの身近な鉄道から始めて、徐々に乗ってみるのもいいかも知れない。

結論は出なかったが、何しろ、今後、私鉄に乗ってみる機会も増やしてみようとは思っている。

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2014年6月17日 (火)

中央本線・甲府付近の写真

5日ほどネットから離れた生活を送っていた。で、書きあぐねていたのだが、先週、中央(東)線の撮影に行ってきたので、そのときの写真を何枚かご紹介しようと思う。しばしお付き合いくだされ。

Daa_0847
勝沼ぶどう郷駅から少し離れた有名撮影地にて、EH200が牽くタキ貨。いい場所だったはずだが、潅木が茂ってあまりいい撮影地ではなくなっていた。甲府盆地が見渡せて中々佳景だとは思うのだが。塩山~勝沼ぶどう郷にて。

Daa_0854
ちょいと顔が見えかけているので、撮影場所は内緒にしておくが、普段着のおばちゃんが普段の会話をする中、山スカの115系が入ってきた。この光景もいつまで見られるだろうか。

Daa_0869s
塩崎から韮崎方面を向けた有名な撮影地。短い編成しか入らない場所だが、1/1000秒で撮影したのにスーパーあずさのLEDが写っているのは奇跡に近い出来事だ。藪に入らなければいけない撮影地で、藪蚊に喰われながらの撮影は苦しかった。

Daa_0871
別に有名な撮影地でも何でもないけれど、塩崎駅へ戻る途中で前を見たら逆S字カーブがいい感じだったので、撮影してみた。偶々来てくれたのが山スカでよかった。塩崎~韮崎にて。

Daa_0872
ま~た、じょしこおこおせいを撮ってしまった。vanagon714さんのご要望にお答えして(?)、一人で佇む姿を。こんな日常写真もいいだろうと思っている。撮影場所は、ヒ・ミ・ツ。

Daa_0874
甲府付近と書いたけれど、ちょっと長野県にもお邪魔している。信濃境駅を出て、富士見駅へ向かう途中の橋梁。結構ダイナミックでいい感じだ。写真の左下に見えているのは旧線時代の橋梁。「あずさ」は長いので、編成全部が写真に収まりきらなかった。

Daa_0901115
長坂駅から小淵沢方面へ向かうと、いいカーブがあると撮影地ガイドで読んできた。本来はバックに八ヶ岳などが写るらしいが、天気がガスっていて、ただのカーブ写真になってしまったのは情けない。長野色の115系も少なくなってきたから、こう云う写真も大切にしておかねば。

Daa_0909
韮崎駅から30分近く塩崎方面へ歩くと、この古くさい橋梁にありつける。塩川橋梁というのだそうな。長い編成は入らないので、この山スカ3連は格好の撮影題材であった。シングルアームポールで、撮影地ガイドに載っていたのも判る気がする。

Daa_0918
お婆ちゃんは、赤ちゃんをあやすのが好きらしい。見知らぬ同士のようだったが、何となく微笑ましい気がして。撮影駅は、これまた秘密にしておこう。

大した写真はなかったけれど、少しでも日常と佳景がご堪能頂ければ、幸甚に思う次第だ。

ご高覧の程、感謝申し上げる次第である。

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2014年6月 1日 (日)

庭の木、愚かなる伐採記~何の木?

Dscn4854

魚澄庵の猫の、いや、スズメの額ほどの庭に、謎の木が生えていた。当庵は来年で創立10周年を迎えるが、2年目辺りに鳥が落としていった落し物である。

これが何の木なのか、サッパリ判らない。花でも咲いてくれれば見当がつくのだが、花は咲かずに樹木だけが黙々と成長を続けていったのだ。

Dscn5863

葉のアップ。サクラに似ている感じもするが、枝のつき方や樹皮の感じから、サクラではない様に思われる。それにサクラなら、7年もすれば花をつけるであろう。これだけ何年も花をつけない樹木だと、一体何の木か、大変気になってきた。判明するまで抜かずにおこうかとも思ったものだ。

然し、正直言ってかなり邪魔になってきた。先程も申したように魚澄庵の庭は狭く、なかんずく、その木は

Dscn5974

こんな狭い一角に生えているのだ。大木にならない内に抜かねばならない。とも思ううちに、何年も放置してきてしまった。

で、先日、雨上がりの日に休みだったため、とうとう意を決して伐採決行に及んだ。ものの10分もあれば抜けるだろうと簡単に考えていたのだが、どうして中々、敵もしぶといものだ。実家からつるはしを借りてきて掘り出したものの、一寸の虫にも五分の魂みたいに、30センチくらい掘ってもビクともしない。おまけにこの辺りの土壌は粘土質なので、20センチも掘ると固くて堪らない。

Dscn6817

息を切らし汗を掻き、ようよう40センチくらい掘り起こしたのだが、敵は地中深くまで根を張っていて、そんなに簡単に抜けるような状態ではなかった。何年も放置した罰が当たったのである。

結局30分近く掘り起こしただろうか、もう根こそぎ掘り起こすことは断念し、地中のある程度の箇所で幹を断ち切ることにした。

やっと、断ち切った敵↓

Dscn6819

我が家の庭でこんなに汗を掻く羽目になるとは思わなかった。もうこれから、木本性のものが生えてきたら、いち早く抜き取るようにしなければならない。

やっと埋め戻し

Dscn6820

45分近くに亘った作業を終わった。いや、疲れたのなんの。二度とこんなことは、したくない。とほほ。
それにしても、あれ、何の木だったんだろうね?

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