笠寺へ、ちょい撮り
先日、名古屋市内の東海道本線・笠寺駅へ、ちょいと貨物を撮りに行った。
笠寺は小さな駅だが、貨物列車運行上は比較的境目になる駅で、少なくとも昼間の貨物列車は全てがここの駅で停車する。15分おきに走る快速や新快速に抜かれるためもある。そんな笠寺駅の午前中を中心に、ちょっとお伝えしようと思う。
仙台から広島へ向かう5085レ。笠寺へは9時半頃に到着する。桃太郎のトップナンバーが牽引してきた。
「赤ホキ」と呼ばれる石灰石運搬列車の空車回送。元々は笠寺から分岐する名古屋臨海鉄道から出線されたもの。ここで機関車だけJRのものに付け替えて、大垣の向こう・美濃赤坂へと向かう。
「赤ホキ」の横に、上りの1550レが入ってきた。9時53分に入線し、大府(東成岩)へ向かう間に、笠寺でコンテナの解結をする。牽引機のEF64がその任に当たる。これは「やわやわ」の状態。
EF64が連結されたら、少しだけ前へ移動する。誘導員の方が乗っているのが判る。これで、1550レは発車の10時47分を待つ。
先程から左側に停まっていた「赤ホキ」の8785レが発車する。定刻、10時08分だ。
10時54分になると、今度は上りの赤ホキがやってくる。この列車もここが終点で、ここからは名古屋臨海鉄道に乗り入れて名古屋南貨物ターミナルまで行く。
8785レ、赤ホキに名古屋臨海のDD重連が連結された。あとは11時21分の発車を待つだけ。
時刻表では12時06分となっている「トヨタロングパスエクスプレス」が、少し早めの12時00分に到着してしまった。入線を撮ろうとしていたのに、撮り損なってしまった。笠寺駅に着いた、ロングパスのコンテナたち。
上の「TLE」は、専用列車ではなく、名古屋貨物(タ)発の2050レに併結される。誘導員が無線で2050レ乗務員に伝えている。「あと、30m」。
2050レがTLEに接近している。誘導員が「あと、2m」と無線に向かって喋っている。
TLEを併結した2050レが、盛岡(タ)に向けて出発していった。この日はダイヤが正確で、12時34分の時刻通り。
これこそ本物のTLE。前夜に盛岡(タ)を出て、笠寺へ13時16分に到着する。青一色のコンテナが綺麗だ。
今入ってきたTLE編成の逆側に、名古屋臨海のDDが連結される。この列車もJRの上では笠寺が終着だが、名古屋臨海の名古屋南貨物(タ)まで入って行く。
笠寺へは僅か16分の停車で、さっきのTLEが名古屋貨物臨海へと入っていく。細かい作業がてきぱき行われているのが判る。
こうして、笠寺駅の作業は粛々と行われていく。この日は暑くなってきたのでこれで帰途に就いたが、涼しくなってきたら午後の部も撮ってみたいなと思っている。
| 固定リンク
| コメント (10)
| トラックバック (0)
最近のコメント